フィギュアスケート部
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【フィギュアスケート部】フィギュアに対する熱意は人一倍。1位になってみせる。

3月26日、京都アクアリーナで第69回京都府スケート選手権大会が行われ、E級成年男子の部に伊夫伎健心(文2)・松原碩冶(文2)が出場した。

先日掲載した主将セレクションにて、伊夫伎は2月に行われたフリー大会で自分と同じ部の選手たちのレベルの高さを痛感。始めた期間はさほど変わらないが、アクセルやスピンを決めていく選手たちに刺激を受けると同時に悔しさを感じた。自分もアクセルを決めたい。その思いからアクセルの練習に励んでいると話した。

迎えた本試合。伊夫伎はE級成年男子の部のトップバッターに登場。本番前は緊張の面持ちを見せていたものの、リンクサイドから見守る森口(商3)からアドバイスをもらい覚悟の顔に。

 

森口にアドバイスをもらう伊夫伎

 

「焦らないように丁寧に滑ることを意識した」(伊夫伎)。曲が始まると長い手足を生かした伸びやかな演技を披露。

 

伸びやかな演技をする伊夫伎

 

冒頭のジャンプ。焦ってしまい転倒してしまう。しかし、すぐに立て直し、その後のジャンプを着氷させる。

 

転倒してしまう伊夫伎

 

伊夫伎は試合を振り返って今回の演技は20点だと述べる。「今日の試合は点数を付け難いほどだったが、20点だった。無理にアクセルを飛ぼうとし、急遽構成を変更したせいで、他の要素全てがめちゃくちゃになってしまった」(伊夫伎)。

演技を終え、リンクサイドに戻る伊夫伎

さらに今試合において、全体的に今まで出来ていたものができなかった試合だったと振り返る。次戦に向けて、基礎を大切に、スピンを安定して決めれるようにし、アクセルを降りることを目標に練習に励むと語った。

4番目に登場したのは伊夫伎に一緒にフィギュアスケート部に入ろうと勧誘した松原だ。彼も本番前は森口にアドバイスをもらっていた。

 

試合前に森口にアドバイスをもらう松原

「試合前、森口先輩に、自分のスケーティングに焦りを感じると言われたので、試合中はより落ち着いてスケートすることを特に意識した」(松原)。

曲が始まると指先まで意識した演技で会場を魅了。

 

指先まで意識した演技を見せる松原

 

見る人を虜にする曲にあった切ない表情を浮かべ、次々とジャンプを決め演技を終えた。

ジャンプを決める松原

 

松原は試合を振り返って「今日の僕の演技では、2月の関西フリーで課題となったシングルループに点が頂けたので、しっかり練習どおりの演技が出来たと思う。今日の試合は80点だった。ジャンプなど全ての要素に点こそ頂けたものの、全体的に小さなミスをしてしまい、残りの20点の詰めにかけた印象」(松原)。

ダイナミックに演技する松原

次戦までについて松原は「今日の要素を出来栄え点で加点が貰えるようになるまで「見た目」を意識して練習し、シングルフリップやシングルルッツといった新しいジャンプも加えて練習したい」と述べた。

大学からフィギュアスケートを始めた伊夫伎と松原。熱心に練習に取り組む彼らのフィギュアスケートに対する想いは人一倍だ。同志社スポーツアトム編集局では彼らにもスポットライトを当てながらこれからもフィギュアスケート部を盛り上げたい。

(橋本さくら)

 

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