
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 9 | 1 |
関学大 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 5 | 8 | 3 |
令和7年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ戦
4月4日、万博記念公園野球場(大阪府)で令和7年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ戦第4節2回戦が行われた。同志社は関学大と対戦し、5-5の引き分け。試合中盤に逆転するも終盤に再び追い上げられ、逃げ切ることができなかった。
前日の試合は一進一退の展開の末、惜しくも敗北を喫した佐藤涼組。逆転優勝への望みをつなげるため、今試合へ臨んだ。
先発マウンドに登ったのは谷本忠(社3)。今季リーグ戦ここまで思うようなピッチングができていなかった。しかし今日は序盤から速い直球と巧みな変化球を駆使し、関学大打線を翻弄(ほんろう)する。3回が終了するまで完璧な投球を披露した。

一方の打線は相手先発を攻略できない時間が続く。チャンスが訪れたのは4回。先頭の中本(商2)がこの試合2本目となる安打を放つと、盗塁を仕掛け二塁へ。4番佐藤涼の遊ゴロの間に三塁へ進み、1死三塁となった。ここで打席が回ってきたのは杉本(理工3)。初球から果敢にスイングした打球は投手に処理されたかと思われたが、運よく失策が絡み中本が本塁へ生還する。谷本忠を援護する先制点を奪った。

しかし先制した直後の守りで谷本忠がピンチを招く。先頭打者にヒットを許すと、遠藤(心理2)の後逸により得点圏に進塁された。さらに打席に立っていた打者にも四球を選ばれ、無死一、二塁に。その後送りバントを決められ、ランナーを二、三塁に背負う。何が何でも無失点で切り抜けたい場面ではあったが、鈴木(心理3)が強烈な当たりの内野ゴロを弾いてしまい、逆転を許した。
2連敗するわけにはいかない同志社は試合中盤に猛攻を仕掛ける。5回には相手投手のボークにより1点を返し同点に追いつくと、さらに中本の適時打で勝ち越しに成功。続く6回は2死満塁から植田(スポ3)の値千金の一打で関学大との差を4点にまで広げた。

勝利のムードが漂いつつあった7回。ここまで好投を見せていた谷本忠に試練が訪れた。先頭打者にヒットを放たれると、続くバッターにも安打を許す。その後もボークや処理の難しい内野に打球を運ばれるなど手痛いプレーが響き、1点差にまで追い詰められた。さらに8回には代わってマウンドに上がった荒木(スポ2)が関学大打線に捉えられる。再び同点となり、試合は振り出しに戻った。

9回表の攻撃。四球や連打が重なり、2死一、三塁のチャンスをつくる。ここで打席が回ってきたのは主将佐藤涼。優勝へ望みをつなぐために1点でも返したい展開であったものの、遊ゴロに倒れ、同志社の勝利がなくなる。最終回の守備は無失点に抑えるも、試合は引き分けに終わった。
今節は未勝利に終わった佐藤涼組の現在の順位は2位。逆転優勝こそ厳しい状況となってしまったものの、最終節の相手は宿敵立命大である。同立戦を2連勝で飾り、次へ続くトーナメントへ向けて弾みをつけろ。(文責、撮影・伊藤愛梨、久岡悠斗)