
同立戦
4月20日に同立戦が立命館大学Daigasエナジースタジアム(滋賀県)にて行われた。同志社は立命大と対戦。第3Qまで点差が拮抗していたものの、最終Qに4点を獲得し、8-6で見事勝利を収めた。
会場には多くの観客が集う中、今年も開催された同立戦。「伝統の一戦ということで、今までやってきたことを出し切って絶対勝つ」(岩口・政策3)と意気込み試合に臨んだ。
第1Q、ドローを獲得し、ゴール前に持ち込むも、決定機に欠けターンオーバー。開始2分半、相手のシュートが決まり、先制点を献上する。しかし11分半には築田(法2)が相手ディフェンスを振り切り、ほぼフリーの状態でシュート。角度のない位置からでも正確に決め、1-1で第1Qは終了した。

迎えた第2Qは、互いに点を取り合う展開に。4分、岩口がゴール裏からパスをもらい、そのままシュートを決める。その後は相手に2点を決められ、一時は立命大にリードを許した。しかし14分、またしても築田が確実にショットを決め、3-3で試合を折り返す。
「全員の士気が上がるような、ここから行こうという声掛けをした」(岩口)。ハーフタイム中にはこれまでの修正を出し合い、気を新たに第3Qに突入した。しかし、なかなか得点を積み重ねられない厳しい展開が続く。5分半、ゴール裏からシュートを決められ、3-4と1点を追う展開となった。その後は同志社も果敢に攻め、フリーシュートを獲得するも、決めきることができず、時間だけが経過していく。12分、松本(スポ3)が意地のワンでショットを決め、またしても同点で第3Qは終わった。
そして迎えた最終Q。7分、同志社が得意とするブレイクを披露。最後は羽場(生命3)がゴールネットを揺らし、選手たちは喜びをあらわにした。10分半には相手ATに得点を許し、残り数分で6-6と同点に。しかし14分だった。西垣(文情2)がゴール前でボールを保持すると、最後は落ち着いてシュートを決めきり、1点のリードに成功。試合終了直前には福岡(法3)も豪快なショットを決め、8-6で試合終了となった。


「入りが良くなくて押される展開となったが、そこから全員で勢いに乗って、最後に勝つことができて良かった」(岩口)。伝統の一戦を今年も勝利で飾ることができた彼女たち。次は5月上旬に行われる関関同立戦に照準を合わせ、チーム一丸となって練習に励む。(文責・近藤真子、撮影・奥谷陽菜)