アーチェリー部(男子)
HEADLINE

【アーチェリー部男子】全国の舞台で成長の兆し見つける

第62回全日本学生アーチェリー個人選手権大会

 9月23日に夢の島公園アーチェリー場(東京都)で第62回全日本学生アーチェリー個人選手権大会が開催された。2日間にわたり行われるはずだった今大会だったが、1日目の9月22日は強風のためやむを得ず中止。これにより、1日目に行う予定だった予選ラウンドが2日目に延期され、その順位がそのまま大会の最終順位となった。計72射の合計点数を競う今大会。1射の積み重ねが最終順位を決めるため、いかに安定して高得点を射抜けるかが勝利の鍵となった。しかし、この日も会場には臨海地域特有の強風が吹き荒れる。「風が強くて、自分たちが普段練習してる場所では感じることのないくらい強風だったからそれで少し焦ってしまった」(高井)。同志社からは岩尾(文情4)、川嶋(スポ4)、籔田(心理4)、長田(商4)、鷲津(商3)、高井(スポ3)、𠮷田悠(商2)、木下(スポ1)の計8名が出場。8月に行われた第64回関西学生アーチェリーターゲット選手権大会では、望むような結果は得られず悔しい思いを経験した。その悔しさを糧に各々が合宿などで、猛練習に取り組み臨んだ高井組として初の全国の舞台。「スケジュールは変わったけど気持ちは変わらずただ高得点を常に狙った」(高井)。121人が威風堂々と一列を作る中、戦いの幕が切って落とされた。

振り向く川嶋

 前半36射終了時での同志社の最高順位は高井の21位。10点を8本命中させ301点を記録し、1位には16点のリードを許した。やはり京田辺キャンバス洋弓場では感じられない風が足かせとなり、慣れない選手たちを襲う。部内では籔田(36位295点)と吉田悠(41位293点)が高井の後を追いかける展開となった。

弓をセットする吉田悠
行射を行う籔田


 続く後半36射終了順位確定時点での同志社の最高順位は変わらず高井。順位を大きく伸ばし610点で10位でのフィニッシュとなった。続く吉田悠は36位と、出場者数121名を踏まえると決して悪くない順位。しかし、常に上位を見据える吉田悠にとっては悔しさが溢れる結果となった。他の同志社の選手も普段の行射を行うことができず不完全燃焼で今大会を終えた。

狙いを定める高井


 今大会を高井は「自分たちが不慣れな場所でも、多くの課題が見えた試合だった」と高順位に入ったにも関わらず慢心せず振り返った。高井組の歩みはまだまだ始まったばかり。王座での日本一を目指してひたむきに練習に励む彼らから目が離せない。(西川有人)

ページ上部へ