陸上競技部
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【陸上競技部】春シーズン、好調なスタートを切る。

 4月2日、たけびしスタジアム京都にて、第86回京都学生陸上競技選手権大会が行われた。年度最初の対校戦ということもあり、会場からは緊張感が感じられた。総合得点は男子が85点で4位、女子が16点で9位となった。同志社から個人競技では13名が表彰台に上がり、リレーでは男女共に4×100m準優勝、男子4×400mでは3位という輝かしい成績を収めた。

 一番に表彰台に上がったのは3000㍍SCの壬生(商2)。2位入賞を果たした。普段の練習から足の回転を速くすることを意識していたが、今大会ではその成果が出た。「足がとても動いていると感じた。」(壬生)と積極的な走りで前に出る。後ろに大きく差をつけ2位でゴールした。記録は9:38:51と自己ベスト記録を更新。準優勝を飾ったことに加え、最大の目標としていた関西インカレの標準タイム突破した。

ハードルを越える壬生

 女子棒高跳びでは小野寺(法1)が優勝をつかんだ。一回生の出場選手で約半年ぶりの大会だったが、物おじすることはなかった。リズムよく駆け出し、バーを越える。「思っていたよりも体が動いて、自分らしい跳躍ができたのでよかった」。記録は3㍍20。自己ベスト記録には届かなかったが、華々しい大学デビュー戦となった。

バーを越える小野寺

 男子800㍍では澤田(法3)が優勝。それに國枝(スポ4)、山本(経3)が2位、3位で続き表彰台を独占した。全員が予選を1位で通過する快調をみせ決勝に駒を進める。「昨年の800m表彰台が同志社独占だったので今年も独占できるように。」(山本)この意気込みのもと迎えた決勝。スタートの号砲が鳴ると、一気に飛び出した。セパレートゾーンを抜けた時点で同志社の3人が前へ出る。中でも先頭に立ったのは澤田。「1周目は54秒で通過し、ラストスパートで抜け出すことだけを考えていた」。(澤田)1周目を56秒で通過し、目標タイムよりやや遅れを取る。終盤に差し掛かると、ラストスパートをかけた。追い上げる他の選手を抑えて1位を死守。1位の澤田には喜びと安堵の表情がうかがえた。続いた國枝と山本はチームの目標達成に嬉しさを感じながらも悔しさをにじませた。昨年に引き続き、同志社3人で独占した表彰台。今後は関西インカレと日本インカレを見据える。仲間でありライバルでもある彼らは切磋琢磨して挑んでいく。

先頭を走る澤田、國枝、山本
レース後抱き合う選手たち

110mHに出場した杤岡(スポ3)。シーズン初戦で自己ベスト更新したことに加え優勝をつかんだ。今シーズンのプランを会得するつもりでレースに挑む。走力をあげる練習を積極的に取り組み、本番では走りに重きを置いたレースを見せた。「レース展開や総合力は格段に力がついていると感じました。」結果は14秒03。優勝を達成すると同時に自己ベスト記録を更新した。結果には喜びを見せるも、大幅ベストを期待していたため悔しさも残る試合となった。今シーズンは多数種目に出場し、今以上に陸上を楽しもうと強く意気込む。

ハードルを越える杤岡

 春シーズンの初戦を終えた。たくさんの選手が入賞し、自己ベスト記録を更新。好調なシーズンの滑り出しとなった。選手たちは春シーズン最大の舞台、関西インカレを見据える。同志社の目標は男子総合3位、女子が同志社女子の得点を合わせて総合5位。例年の点数での目標とは異なり、今年は順位を意識している。個人競技であるが、仲間と力を合わせたチームとしての戦いにも注目だ。(家村有多、中田悠里)

 

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