5月3日、立命館大学大阪いばらきキャンパスにおいて令和6年度関西学生バドミントン春季リーグ戦大会が行われた。春季リーグ戦2日目の今日に行われたのは、主将が入れ替え戦出場の鍵となる試合としていた対関大戦。ベンチの応援にも一層熱が入る中、4-1で関大相手に白星を奪った。
第1シングルスには小畑が登場。第1ゲーム開始直後は余裕のある表情でリードを広げるも、ミスが重なり一時は逆転を許す。しかし1年時から幾多の難敵を破ってきた確かな判断力で、再びリード。空いたスペースに打ち込み相手のミスを誘う余裕も見せ、21-11で勝利を収めた。第2ゲームは序盤こそリードを許したが、インターバル後に脅威の追い上げを見せる。息もつかせぬ試合展開で、21-15でストレート勝ち。チームに勢いをもたらした。
第2シングルスには熊木が出場した。迎えた第1ゲーム。9-11で折り返すも、徐々に相手のプレースタイルをつかみ始める。コースを読んだレシーブと、要所でのスマッシュネットが相手の体力を奪い、21-17でこのゲームを奪った。第2ゲームは互角の勝負を繰り広げるも、6連続ポイントで相手を突き放すと21-13で勝利を決めた。
続く第1ダブルスには河村・小關ペアが登場した。第1ゲームは熾烈(しれつ)な戦いを見せ、11-10の僅差でインターバルに持ち込む。その後も一進一退の攻防が続いたが、21-19で粘り勝ち。第2ゲームも一瞬の油断も許されない緊張感の中、息の合った連携で鋭いショットに食らいつく。しかし随所で得点のチャンスを与えてしまい、16-21でこのゲームを落とした。運命の最終ゲーム。序盤に主導権を握られるも、後半戦からは脅威の追い上げを見せた。2-11の劣勢からデュースにもつれ込んだ激闘を24-22で制し、歓喜の雄叫びをあげた。
第2ダブルスでは第1シングルスで勝利し勢いに乗る熊木と、安定したプレーでメンバーに定着した大久保(理工2)がコートに立った。第1ゲームを一度もリードを許すことなく奪う(21-18)も、第2ゲームでは18-21でわずかに競り負けた。第3ゲームも9-11でインターバルを迎えるなど拮抗(きっこう)した展開となったが、次第にリードを広げられ16-21で惜しくも敗れた。
第3シングルスにエントリーしたのは吉田。第1ゲームでは相手の不意を突いたショットにミスを誘われ、なかなか思うように得点することができない。このゲームは17-21で落としたが、第2ゲームを21-16で制し、吉田の強みである勝負強さを存分に見せた。第3ゲームでは、守る展開が多く見られた第1ゲーム、第2ゲームから一転し、勢いのあるスマッシュを打ち込みここぞとばかりに真価を発揮。11-2の大差で試合を折り返すと、その勢いのまま21-6で勝利を収めた。
劣勢に立たされても勝利を諦めない精神力で、負けられない一戦を制した。次戦以降にも決して侮れない相手との戦いが待ち受ける。再び1部の舞台でプレーするために。熱い闘志をたぎらせる吉村組の歩みはもう誰にも止められない。(文責・小野理紗、撮影・久岡悠斗)
【試合結果】
小畑(理工2)☆ 2(21-11、21-15)0 関大
熊木(商1)☆ 2(21-17、21-13)0 関大
河村(商2)、小關(文情2) ☆2(21-19、16-21、24-22)1関大
大久保(理工2)、熊木(商1)★1(21-18、18-21、16-21)2関大
吉田(文情2)☆2(17-21、21-16、21-6)1関大
計 同志社大学4-1関西大学