令和6年度第64回西日本学生バドミントン選手権大会
9月5日、令和6年度第64回西日本学生バドミントン選手権大会個人戦がジップアリーナで行われた。大会8日目となったこの日は西日本の頂点を目指して、準決勝と決勝が開催。同志社からは、6月に関西王者に輝いた播摩・東ペアが出場した。準決勝では、立命大に競り勝ち、迎えた決勝戦では、団体の決勝で敗戦を喫した龍谷大の田邉・中出ペアとの対戦が実現。団体戦でのリベンジを果たすべく試合に臨んだ。
「関西で勝利したのは、あまり気にせず、自分たちらしくプレーしよう」(播摩)。2人はリラックスした状態でコートに向かった。試合は、第1セットから引き締まった長いラリー戦が続く。それでも、息の合った連携を見せて11-7でインターバルを折り返す。「対戦相手のスマッシュが強かった」(播摩)と後半は相手の強烈なスマッシュに苦戦。その後は1点差まで差を詰められると、17-18で逆転を許す。相手がポイントを重ねると、18-20で迎えたセットポイント。連続スマッシュ攻撃にあい、第1セットを落とした。
先行されて迎えた第2セットも序盤から拮抗(きっこう)した展開が続く。播摩・東ペアは積極的に攻撃を仕掛けて試合を進める。相手ペースのタイミングでも粘り強い守備でミスを誘って、10-8とリードを得ることに成功。しかし、田邉・中出ペアのスマッシュとドロップを巧みに織り交ぜていくスタイルに遅れを取ると、4連続ポイントを奪われた。「守りに入ってしまって自分たちが切り替えることができなかった」(播摩)。その後は徐々に差を縮めようと試みるも、中々攻略の糸口をつかめない。そのまま試合が進んでいくと17-20で相手のマッチポイントを迎える。東の連続得点で19-20と詰め寄ることに成功するも、最後は播摩のレシーブがネットに引っ掛かり、ここで試合終了。無念の敗戦となった。
「負けちゃったけど、最後まで楽しくバドミントンをすることができてよかった」(東)。目標としていた西日本のチャンピオンには輝けなかったものの、いつもの笑顔を絶やさないスタイルで8日間の激闘を戦い抜いた。来週月曜日からは秋季リーグ戦が控える。「自分たちが、同志社を引っ張っていけるように確実に1本取るっていう気持ちで頑張っていきたい」と播摩は前を向いた。春季リーグ戦では、無念の4位に終わった同志社。秋こそリーグ制覇を目指し、前進し続ける。(文責・久岡悠斗、撮影・小野理紗)
【試合結果】
準決勝
播摩・東ペア☆2 (21-18、21-14) 0立命大
決勝
播摩・東ペア★0(21-19、21-19)2龍谷大