令和6年度関西学生バドミントン秋季リーグ戦大会
9月10日、和歌山ビッグウェーブで令和6年度関西学生バドミントン秋季リーグ戦大会が行われた。大会2日目となったこの日は、男子と同じ甲南大と対戦。試合はシングルスを2本先行するも、ダブルスを2本返される厳しい展開となった。それでも第3シングルスに出場した東(商3)がフルセットの末、勝利。頼れるエースが今秋リーグ戦初勝利を手繰り寄せた。
トップバッターを担ったのは、尾形。先週に行われた西カレで躍動見せた2年生は積極的に攻撃を展開。第1セットを21-11で先取する。第2セットでは9-21で敗北するも、第3セットでは復調し21-10で勝利した。
第2シングルスには梅田が登場。「何が何でも勝たなきゃいけない」(梅田)と強い気持ちで試合に臨んだ。第1セットからエンジン全開で攻撃を仕掛ける。23-21と接戦の末、第1セットを奪うも第2セットではあっけなく敗北。最終セットまでもつれ込んだ試合は、終盤にギアを上げて梅田に軍配が上がった。
第1ダブルスには昨日も同じペアで出場した東・田中ペアがコートへ向かった。序盤こそ、抜群のコンビネーションでポイントを量産して第1セットを先取する。しかし、その後は相手の強烈なスマッシュに対応することができず、続けてセットを落とし続けて逆転負けを喫した。
チームの勝利を決定づけたい同志社は、第2ダブルスに4年生コンビのの太田・小山ペアが出場した。接戦となりゲームがスタート。緩急をつけながら試合を進めるも、相手の卓越した技術を前にストレート負けを喫した。
勝負の行方を託されたのは東。この日2試合目となる第3シングルスには会場から多くの声援が集まった。経験豊富な3年生は随所で試合巧者ぶりを発揮。幸先よく第1セットを21-16で勝利する。ストレート勝ちが予想されたが、第2セットでは足が止まる場面が見られて20-22で落とす。迎えたファイナルセット。先ほどのセットを挽回するかのごとく、猛攻で相手を圧倒する。東の8連続ポイントで幕が開けると、その後も相手を寄せ付けず、勝利。試合が終わった瞬間、東には安堵(あんど)の表情が見られた。
今日は王者・龍谷大との一戦を控える同志社。「もうほんとにやるしかないと思っている」と主将の梅田は力強く語った。難しいチーム状況の中、王者撃破に気合いは十分だ。(文責・久岡悠斗、撮影・若松晏衣)
【試合結果】
尾形(スポ2)☆2(21-11、9-21、21-10)0甲南大
梅田(スポ3)☆2(23-21、14-21、21-16)1甲南大
東(商3)、田中(スポ2)★1(21-10、19-21、22-24)2甲南大
太田(スポ4)、小山(社4)★0(16-21、20-22)2甲南大
東(商3)☆2(21-16、20-22、21-7)1甲南大
計 同志社大学 3-2 甲南大学