第75回全日本学生バドミントン大学対抗戦

　11月15日、ALSOKぐんまアリーナで行われた第75回全日本学生バドミントン大学対抗戦。秋季リーグで関西5位に輝いた同志社は関東の強豪・筑波大との一戦に挑んだ。しかし、先鋒を務めた山本(政策1)が接戦を落とすと、その後の選手も敗北が続く。G(ゲームカウント)0-3で敗北。全国の舞台でレベルの高さを痛感することとなった。

　第1シングルスに出場したのは山本(政策1)。夏場に怪我から復帰して以来、好調を続ける1年生が先鋒を任された。第1セットは序盤から一進一退の攻防を繰りひろげる。しかし、中盤にかけてレシーブがネットに引っかかるなど小さいミスをしてしまう。21-17で先手を奪われた。第2セットも拮抗(きっこう)した展開でゲームが進む。中盤にかけても12-12と実力者相手に引けを取らないプレーを披露。それでもギアを上げてきた相手に突き放され、21-14で力尽きた。

　第2シングルスではルーキーながら、活躍を見せる熊木(商1)がコートに向かった。しかし、高いレベルを維持する筑波大に対し、苦戦を強いられる。第1セットを21-15で落とすと続く第2セットでも大差をつけられ敗北。ストレート負けを喫した。

　後がない同志社は第1ダブルスに河村(商2)・小關(文情2)が登場。「チャレンジャーという気持ちで自分たちらしくプレーすることを心がけた」(小關)。西日本大会でも躍動した2年生ペアになんとしてでも勝利をと期待が寄せられた。立ち上がり、小關の打点の高い強烈なスマッシュから流れを引き寄せる2人。それでも受け身に回ってしまうケースが見られ、レシーブを返す時間が続く。その後は主導権を握られ、厳しい戦いとなる。21-10で第1セットを奪われた。第2セットも相手はテンポの早い攻撃で河村・小關ペアを圧倒。第2セットも21-12とここで敗北が決定した。

　強豪に果敢に挑み、1年間を通してチームとして成長を見せたバドミントン部男子。新しく主将に就任した小關は「1人1人が主体性を持って取り組めるようなチームにしたい」と決意を語った。来季の目標は、リーグ戦上位進出。その目標を達成すべく、個人がレベルアップを図り、チームに勝利をもたらす。(久岡悠斗)

【試合結果】

山本(政策1)★0(17-21、14-21)2筑波大

熊木(商1)★0(15-21、9-21)2筑波大

河村(商2)・小關(文情2)★0(10-21、12-21)2筑波大

計 同志社大学 0-3 筑波大学