第50回内閣総理大臣杯令和6年度全日本大学レスリング選手権大会
11月9~10日に堺市金岡公園体育館(大阪府)で第50回内閣総理大臣杯令和6年度全日本大学レスリング選手権大会(以下、内閣)が行われた。同志社からは57㌔級に志村(商4 )、61㌔級に安渡(理工2)、65㌔級に森本(理工4)、74㌔級に奥村(社4)、86㌔級に池口(スポ1)、92㌔級に内田(商3)の計6名が出場。志村が2回戦敗退、他のメンバーは初戦敗退を喫し悔しさが残る内閣となった。
安渡の初戦の相手は二宮(日本文理大)。9月に行われた西日本学生選手権大会において、男子グレコローマンの部で最優秀選手賞に輝いた強敵だ。開始と同時に始まった激しい攻防戦。1分が経過した頃、安渡が二宮の左足を捉えたが、技には持ち込めずに好機を逃す。場外に押し出され先制されると、さらに4ポイントを決められ流れは相手ペースに。しかし一瞬の隙を逃さずに連続ローリングを決めると、1ポイント差まで詰め寄った。その後も取って取られての接戦が続く。けれども、あと1歩及ばず1ポイント差のまま敗北。接戦を競り勝つことは出来なかった。
志村は1回戦で我満(国士舘大)と対戦。パッシブにより先制を許すとすぐさま相手を場外に押し出し同ポイントに追いついた。その後は互いがポイントを奪えず均衡戦となる。試合時間残り2分を切ったところで志村の体勢が崩された。幾度も場外に押し出され、またも追いかける展開に。しかし、残り時間10秒から志村が反撃に挑む。相手の両足をホールドするとマットに押さえつけ、一気に4ポイント奪取。驚異的な攻めで、試合終了直前に逆転勝ちを収めた。
続く2回戦の相手は松村(専修大)。序盤から相手の積極的な攻めに苦しめられた。連続ローリングで先取されると相手ペースの試合展開を崩すことはできず、10ポイント差をつけられ敗北。2回戦で敗退し悔しさを滲ませた。
6名の選手が出場した今大会。5名が初戦敗退を喫するなど満足のいく結果とはならなかった。来月には4年生最後のリーグ戦が迫っている。気持ちを切り替え、チーム一丸となり勝利をつかめ。(金井莉子)