第63回関西学生秋季リーグ戦
11月10日、ステーションボウル新田辺(京都府)において第63回関西学生秋季リーグ戦5・6週目が行われた。男子部は京大と京産大、女子部は佛教大、京産大と対戦する。男子部は両試合とも最終ゲームはポイントを譲るも、勝ち点獲得。女子部は佛教大戦では圧巻の投球を披露したが、京産大戦で惜しくも最終ゲームを奪われた。
男子部は斉藤(スポ4)、田中(理工4)、岡田(スポ3)、熊(スポ2)、菅原(商2)が出場。第1ゲーム、熊が265ピンをマークすると他のチームメンバーも安定した投球を披露した。トータルスコアを200ピン以上の差をつけて、順調な滑り出しを見せる。第2ゲームもスペアやストライクのマークを並べ続けると、5人全員が200ピン超えのスコアをたたき出した。第3ゲームは、5人中3人のスコアが伸び悩んでしまい、20ピン差で京大にゲームを許す。2―1で勝ち点獲得にはなったが、悔しい結果となった。
続く京産大戦は、熊が再び好投を見せる。9連続ストライクをマークし、パーフェクトゲームまであと一歩のところまで近づいた。しかし、10フレーム目で惜しくもストライク獲得とはならず。「思い切り投げたけれど、ピンが残ってしまって残念だった」(熊)と悔しい表情を浮かべた。京産大の選手がパーフェクトゲームを達成するも、トータルスコアでは同志社が上回ったため勝利をつかむ。第2ゲームは斉藤が254ピンを獲得すると、トータル1075ピンでゲームを奪った。最終ゲームは点数が伸び悩んでしまい、京産大にトータルスコアを超えられてしまう。2−1で勝ち点を獲得にはつながったが、目標としていた全勝とはならなかった。
女子部は石本(スポ3)、渡辺(スポ1)が出場。1試合目は佛教大との対決となる。第1ゲームは渡辺が185ピン、石本が194ピンのトータル379ピンで相手に100ピン近くの差をつけて勝利。続く第2ゲームは2人とも200ピン超えの好スコアをたたき出し、危なげなくゲームを制した。迎えた第3ゲームは渡辺が7連続ストライクを見せ、258ピンをマーク。合計得点442ピンでこのゲームも奪い取り、3-0で勝ち点を獲得した。2試合目は春季リーグ戦で競り合った京産大との一戦。第1ゲームから好投球を見せ、70ピン以上の大差で圧勝した。2ゲーム目も勢いはとまらず、合計407ピンでこのゲームも奪取。第3ゲーム目は渡辺が224ピン、石本が159ピンの合計383ピンに対し、京産大が合計431ピンとトータルスコアを上回られたため、ゲームを奪われた。「最終ゲーム、私のアジャストが全然間に合っていなくて、スプリットをつなげてしまったのが課題」(石本)と第3ゲームの自身の投球を厳しく評価。1ゲームを京産大に奪われたが、ゲームカウント2-1でこの試合も勝利を収めた。
前回のリーグ戦から1ヶ月半空いての試合となった。男女ともに全勝とはならなかったが、勝ち点獲得にはつなげている。「6ゲーム全部勝つこと。そして、みんなを笑顔にできる点数を出したい」(斉藤)と主将として目標を掲げた。「次は全部勝って、最終週に余裕を持って進めるようにしたい」(渡辺)。男女ともリーグ3連覇への道は見えている。全力で戦い抜き、優勝旗を掲げろ。(沼野涼音、堀早槻)