5月10日、千島体育館(大阪府)で2022年度関西学生バドミントン春季リーグ戦大会(団体戦)が行われた。同志社大学は大阪成蹊大学と対戦し、1-3で敗北を喫した。
白星がつかめないまま迎えた最終戦。相手は勢いに乗っている大阪成蹊大学だった。「ここで自分が試合にでて、チームを勢いづけたい」(辻)。上級生としてチームを引っ張るべく辻(文情4)がコートに立つ。序盤から積極的に攻撃を仕掛け、ポイントを重ねていく。力強いスマッシュを何度も放ち、21-12、21-16で勝利。好調なスタートを切った。
続く第2シングルスではルーキー高山(社2)が出場。序盤はリードを許すも、粘り強いレシーブでなんとか相手に食らいつく。しかし、相手のプレーだけなく気迫ある声にも圧倒され17-21、19-21とあと一歩及ばず惜敗。悔しさ残る表情を滲ませた。
ここで勝利し王手をかけたい第1ダブルスでは辻(文情4)八坂(スポ1)ペアが登場。積極的な声出しでお互いの士気を高めていく。しかし、渾身のスマッシュを相手にレシーブされ、なかなか得点に繋げることができない。そのまま点差を縮めることができず、13-21、13-21で敗北。
負ければ同志社の敗北が決まる第2ダブルス。今城(理工4)高山(社1)ペアがコートに立った。第1ゲーム、2人の見事な連携を見せる。高山の粘り強いレシーブを繋げ今城がスマッシュで決めきり、21-15で奪取。勢いは同志社にあるかと思われたが、第2ゲームから相手の猛攻に遭う。早いラリーが続くなか、なんとかレシーブで堪えるも、ドロップショットなどに翻弄され13-21、11-21と残りの2ゲームを落とし逆転負け。
ゲームカウント1-3で同志社の敗北が決まった。リーグ全5試合、白星を挙げることができずに終幕。「団体戦負けて、個人戦も負けた状況で入れ替え戦に臨むのだけは避けたい」(主将・川辺)。今週末からは個人戦である関西選手権が始まる。個人戦では各々の実力を確かめ、その後行われる入れ替え戦に向けて1人1人がチームの戦力となれるように全力を尽くす。(齋藤栄里花)
【試合詳細】
同志社大学 1-3 大阪成蹊大学
S1辻(文情4)☆ 2(21-12、21-16)0 大阪成蹊大
S2高山(社1)★ 0(17-21、19-21)2 大阪成蹊大
D1辻(文情4)八坂(スポ1)★ 0(13-21、13-21)2 大阪成蹊大
D2今城(理工4)高山(社1)★ 1(21-15、13-21、11-21)2 大阪成蹊大