2023年度関西学生野球連盟春季リーグ

4月2日にわかさスタジアム京都で2023年度関西学生野球連盟春季リーグ戦第１節対関学戦2回戦が行われた。昨日のサヨナラ負けで味わった悔しさを晴らすべく、挑んだ2回戦。同志社は１－０で勝利し、勝負の行方は明日へ持ち越された。 

　先発を務めたのは財原（スポ2）。初回から三者凡退で抑え込み、同志社の攻撃へ。浅野（法3）、中森（法2）がヒットを放ち出塁。続く松井（スポ4）も四球により出塁し、2死満塁のチャンスで打席に立ったのは主将・釜萢（経4）。昨日に続き先制点を狙いたかったが、初回は無得点に終わった。 

　続く2回表は2者連続ヒットを許すと、加えて四球により2死満塁の場面。財原が空振り三振で抑えこみ、ピンチを切り抜けた。

　その後、3回裏は4番松井が中二塁打で出塁するも、得点につなげることはできなかった。

　5回表、相手打球が右中間に落ち三塁打を許し、１死三塁の場面でピッチャー交代。財原に代わって、阪上陸（文情3）がマウンドに上がると、１番松尾（関学大）を中飛で打ち取ると、タッチアップも防ぎ無失点で切り抜けた。

　ゲームが動いたのは6回裏。松井が右安打で出塁すると、中森の犠打、四球により1死一、二塁のチャンス場面へ。1年生ながら初のスタメン入りを果たした辻井（スポ1）が打席に立つと、レフト前に好打。タイムリーヒットにより、二塁ランナーの松井がホームイン。「自分で決めてやろうという気持ちで臨んで、それが結果につながってよかったです」(辻井)。チャンスを生かし、先制点を奪うことに成功した。

　投手交代で阪上陸の後を託されたのは清川（経3）。8回表には三者三振と好投を見せ、1－0で迎えた最終イニング。先頭打者を空振り三振に抑えると、続く2打席目もフライで2アウト目を取る。そして、最後のバッターを右飛に打ち取り、勝利を手にした。 

　昨日の敗北から気持ちを切り替え、勝利をつかみ取った釜萢組。「勢い良いのが自分たちだと思うので、このまま冷静に熱いところもありながら頑張っていきます」(釜萢)。3回戦も勝利の勢いを止めることなく突き進め。(文責：藤田桃江・撮影：金海彩夏、栗林真菜、髙橋惇太、藤本知優) 

スタメン 

(一)川久保6 

(二)浅野8 

(三)橋本7 

(四)松井9 

(五)中森3 

(六)釜萢5 

(七)辻井2 

(八)篠原4 

(九)財原1 

バッテリー 

(同志社)財原、阪上陸、清川－辻井 

(関学大)坂本、大林、中西－石井