TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
京大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 7 | 1 |
同志社 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | x1 | 3 | 11 | 2 |
2024年度関西学生野球連盟秋季リーグ戦
大量得点を奪い快勝した開幕戦から一夜明け、対京大節2戦目に挑んだ同志社。終盤に逆転されるも、最終回にサヨナラ勝利で2連勝を果たした。開幕節の勝ち点を獲得し秋季リーグ戦よい滑り出しを切る。
先発のマウンドを任されたのは野邉(政策2)。春季リーグ戦でも安定感のある投球で何度も同志社に流れをもたらした、信頼が厚い投手だ。初回を3人で抑えるよい立ち上がりを見せると、コントロールを乱すことなく6回まで好投。「ランナーを出してしまったが何とか0で抑えられたのでよかった」と笑顔を見せた。
打撃陣は初回から動きを見せる。浅野(法4)が中安打を放つと辻井(スポ2)が四球を選びチャンスを広げる。続く岡村(法4)がセンター前に鋭い当たりを運び、満塁の場面で打席が回ったのは牧原(商2)。狙った打球はレフトへのタイムリーに。「大きな当たりは狙わず、コンパクトにしっかりコンタクト出来た」(牧原)。先制点を奪いよい流れに乗りたかったが、その後はチャンスをつくるも得点につながらない厳しい状況が続く。2回には2死一塁の場面で浅野がまたもセンター前ヒット、3回には大江(スポ2)が2アウトから左二塁打を放つも後続が倒れた。5回には相手投手の投球が乱れ、四死球で好機となったが代わって登板した西宇(京大)に得点を阻まれる。その後も相手投手を攻略できない時間が続いた。
7回からは野邉に代わり清川(経4)がマウンドに上がる。立ち上がりから自慢の速球が光り三者凡退に抑えた。しかし、8回にピンチが訪れる。細見(京大)の内野安打で出塁を許すと、平山(京大)の芯をとらえた強いスイングはアーチをかけた。試合の終盤で逆転を許し、マウンド上で呆然と立ち尽くした清川。「1番やってはいけないことしてしまった、今日の反省点」と悔しさを露わにした。
どうにか追いつきたい8回裏の攻撃。川久保(スポ4)が右安打を放つと、代打として中田(スポ2)が打席に立つ。左安打を放ちチャンスをつなげた。しかし、堀内(法3)がスクイズを試みたところで、飛び出した川久保が走塁死。送球間に三塁に到達していた中田が相手投手のボークで生還した。ここで同点に追いつきゲームは振り出しに。
ついに迎えた最終回の攻防。財原(スポ3)がマウンドに上がった。先頭打者を三振で打ち取るが、次の打者を四球で出塁させてしまう。相手の盗塁を冷静に妨ぎ、残るアウトは1つ。安定感ある投球で3つのアウトを奪った。
サヨナラ勝利をかけた最後の攻撃。辻井が右安打で出塁すると岡村のゴロの間に二塁まで進塁した。続くバッターは牧原。レフト前に上手く打球を運び昨日に引き続きマルチ安打を記録した。中森(法3)が敬遠申告により出塁し、迎えたバッターは川久保。高く打ち上げ犠牲フライにより辻井がホームに戻った。サヨナラ勝利を決め笑顔を見せた選手達。開幕節2連勝で勝ち点を獲得し、好発進となった。リーグ優勝に向け全員野球で突き進め。(文責:金井莉子、撮影:栗林真菜、伊藤愛梨)
スタメン
(一)堀内 4
(ニ)浅野 9
(三)辻井 2
(四)岡村 3
(五)牧原 8
(六)大江 7
(七)川久保 6
(八)寺田 5
(九)野邉 1
バッテリー
(同志社)野邉、清川、財原ー辻井
(京大)松尾、西宇、中野ー南