硬式野球部
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【硬式野球部】一時優勢も逆転許し春リーグが終幕

TEAM R H E
立命大 10
同志社

令和7年度関西学生野球連盟春季リーグ戦

 5月26日、わかさスタジアム京都で2025年度関西学生野球連盟春季リーグ戦第7節対立命大、雨天により流れてしまった1回戦が行われた。初戦白星を献上した坂組。伝統の同立戦で勝ち星を獲得すべく勝負に挑んだ。

力投する本田(商4)

 先発を任されたのは本田。「ブルペンの時から調子は良かったので1人1人を抑えることに集中した」(本田)。期待がかかる一回表。2番バッターにヒットを許すも、併殺打を引き出し上々の立ち上がりをみせた。立命大のマウンドには有馬(立命大)が立つ。「いいピッチャーなのは誰しもわかっているので、あまり気にせず自分の球を信じて投げた。」(本田)。レベルの高い投手戦が幕をあけた。

 試合が動いたのは2回裏同志社の攻撃。有馬から初回バッター、齊藤(法1)がレフトへのヒットを繰り出した。「今日はあまり考えずに、やり切るというところを意識して臨んだ」(齊藤)。続く影山(スポ2)はバントで引きつけ、センター方向へ力強く押し流す。ヒットを生み出すと齊藤が三塁へ進塁。その後2アウトを許し、打席には1番バッター大井(商3)。ここで有馬(立命大)の投球が逸れると、齊藤の英断でホームへ帰還。昨日の雪辱を晴らすように、先制点を獲得した。
 3回裏の攻撃、知念(文情4)が足の痛みを訴えフィールドから離脱。中田(スポ3)が代わりにサードに入り、齊藤がファーストの守備についた。

言葉を交わす左から財原、齋藤(法2)

 その後本田、有馬の投球が冴え渡り、互いにホームベースへ帰らせないイニングが続く。しかし7回表立命大の攻撃で勝負の行方がが大きく変わった。1死一、二塁の場面からマウンドを任された齋藤。「打たれないようにしようと臨んだ」(齋藤)。決意虚しくライトへのタイムリーヒットを許すと2点を献上。立命大の打線が止まらず、さらに1点を追加される。満塁の中打開の一手に起用されたのは内山(法1)。しかしフォアボールで押し出し。続く打者に犠牲フライを打たれると、この回一挙5得点を献上した。
 状況は一変し、4点を追いかける展開へ。9回表立命大の攻撃、2死満塁でフィールドへ登場したのは橋本裕(商4)。「連投になるが監督からの期待に応えられるように、気持ちの準備は整っていた」(橋本)。宣言通り見事に空振り三振を打ち取ると、歓喜の声をあげた。

 迎えた最終回、2死二塁の場面で打席に立ったのは齊藤。豪快にライトへのタイムリーヒットを放つと1点を追加し、同志社の盛り上がりは最高潮へ。続くバッターは同志社の切り札、代打で寺田(法2)が登場。4球目を捉えると期待に応えるように出塁に成功した。流れに乗りたい場面で起用された代打北田(法3)。北田にも見事なヒットが生まれ、1点を返すキーパーソンに。球場を包んだ同志社反撃ムードに、川満(文情2)が一心に背負い対戦。初球を振り抜くも、打球はファーストへ。これぞ大学野球と呼ぶにふさわしい熱狂を巻き起こし、悔しくもここで試合終了となった。

天を仰ぐ川満

 先制点を奪うも、追いかける展開となった同志社。立命投手を攻略できず、打線が思うように繋がらなかった。しかし最後まで同志社の意地をみせ、個々の実力を伸ばした春リーグが終了。次の秋リーグでは実力のある上級生だけでなく、レベルアップした下級生の活躍にも目が離せない。(文責・青山由菜、撮影・シンウンス、青山由菜)

スタメン

(一)大井9

(二)堀内4

(三)牧原8

(四)知念3

(五)中森7

(六)齊藤佑5

(七)影山6

(八)坂2

(九)本田1

バッテリー

(同志社)本田、財原、齋藤童、内山、荒川、橋本裕―坂

(立命大)有馬―西野 

※ホームページの不具合により、投稿を見合わせておりました。謹んでお詫び申し上げます。

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