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【ボート部】複数種目でメダルを手にした

第76回朝日レガッタ


 5月3日から6日に関西みらいローイングセンター(滋賀県)で第76回朝日レガッタが行われた。最終日に行われた決勝戦には女子ダブルスカル2艇、女子クォドルプル2艇、男子クォドルプル1艇、女子舵手つきフォア1艇、男子舵手つきフォア1艇、男子エイト1艇の計8艇が出場。この大会で同志社は女子ダブルスカル同志社Aが優勝、女子クォドルプル同志社Aが優勝、同志社Bが3位、女子舵手つきフォアが2位、男子クォドルプルが3位、男子舵手つきフォアが3位、男子エイトが3位入賞を果たした。

 4月下旬に行われた第10回西日本選手権競漕大会で、同志社大学の各選手が健闘を見せた。まず快挙を成し遂げたのは、女子ダブルスカル。前回大会に続き、東野(スポ3)・三苫(社2)が出場した。予選から安定したレース運びで1位通過を果たすと、その勢いのまま決勝戦へと進出。決勝当日はあいにくの雨模様で、選手たちにとっては厳しいコンディションとなった。しかし、その中でも2人は落ち着いたこぎを披露。息の合ったストロークで序盤からリードを奪い、そのまま他艇を寄せつけず1位でフィニッシュ。優勝の栄冠をつかみ取った。

女子ダブルスカル同志社A

 続く女子クォドルプルには、同志社A、Bの2艇が同じレースに出場。予選では同志社Aが1位、同志社Bが3位で通過した。「予選ではリズム感とこぎの統一があまりできていなかったので、それを改めて意識し直し、決勝に臨んだ」(児嶋・スポ4)。決勝戦に向け、同志社Aが予選で露呈した課題をしっかりと修正。積極的な展開と粘りのあるこぎで他艇との差を広げていき、堂々の優勝を果たした。「みんなには満点と伝えたい」(児嶋)と笑顔で試合を振り返った。また、同志社Bも最後まで奮闘し、3位入賞を果たすなど両チームが表彰台に上がる快挙となった。

女子クォドルプル同志社A

 男子クォドルプルでも同志社の勢いは止まらなかった。メダル獲得を目標に掲げ、挑んだ今大会。予選では2位と約7秒差をつける圧巻のレースを展開する。決勝では序盤から出遅れるも、粘り強く追い上げを試みる。惜しくもあと一歩及ばなかったが、3位でゴールし銅メダルを獲得した。

 大会の最終レースを飾ったのは男子エイト。優勝を目標に掲げ、地道に練習を積み重ねてきた。予選は2位で通過する。決勝では序盤から拮抗(きっこう)した展開が続く中、必死のこぎで一進一退の攻防を繰り広げた。ラストスパートまで勝負はもつれたが、あと一歩届かず3位でレースを終えた。

男子エイト

 雨中のレースとなったものの、それぞれの選手が確かな成長と力強さを発揮し実りある大会となった。本格的なシーズンの幕開けとともに、今後のさらなる飛躍が期待される。次なる舞台は、5月に行われる全日本選手権大会。高校生から社会人までが集うこの大会では、真の実力が試される。「社会人が多くて厳しい戦いにはなると思うが、メダル獲得を目指して頑張りたい」(児嶋)。その実現に向けて、日々の積み重ねを力に変えながら、歩みを止めずに進んでいく。(中務桜々子)

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