5月1日から4日に琵琶湖漕艇センターで行われた第73回朝日レガッタ。最終日に行われた決勝戦に女子ダブルスカル、男子舵手付きフォア、男子エイトが出場。この大会で同志社は男子舵手付きフォア、男子エイトで見事2位入賞を果たした。
「予選は他の大学と差をつけてゴールできた」と今シーズン順調に調子を上げる男子エイト。上位を狙って挑んだ決勝戦は序盤、スタートで出遅れ、3位で追いかける展開に。しかし、息の合ったストロークで上位を猛追する。700m付近でレジェンド・K・島根を抜き去り、2位に浮上。白熱のレースを繰り広げるも、1位には届かず。14秒差をつけられ、3’11’77の2位でフィニッシュとなった。「差をつけられてしまったが、2位を死守できたので及第点です」とレースを振り返る。次戦に向けての課題ができたものの、準優勝に安堵の表情を浮かべた。
一方の男子舵手付きフォアはクルーメンバーを組んでからわずか1週間で今大会に挑んだ。「長い距離よりもスプリントの方に自信がある」(島村、商2)。通常のレースと比べ距離の短いレガッタへの挑戦は彼らにとっては好条件だった。
序盤、スタートダッシュに成功し、上位でレースを進める。
「後半で相手の船を差し切るようなレースをしたいと思っていた」(磯本、社4)。
中盤では思うようにペースが上がらなかったものの、レースプラン通り見事に修正し、盛り返した。息を合わせるポイントは舵手(Cox)の声に合わせること。今大会で初めて舵手付きフォアの舵手を務めた開高(政策2)のコールに応え、レース後半で粘りを発揮した。
「関西では僕らが1番でないといけない」(島村)。
2位で終えた今大会の結果には満足していない。目標とする日本一を叶えるまで、さらなる高みを目指し挑み続ける。
(待鳥桜子、丸山潤一郎)