カヌー部
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【カヌー部】チーム一丸となり、結束力を見せつけた

6月25、26日、2022年度京都府カヌースプリント選手権大会が行われた。新体制になってから初の大会で、選手たちは各々全力を出し切った。

 K-1 1000㍍B決勝では桐嶋(商4)が安定した漕ぎで上位をキープし、2位で着艇。続いて伊藤朔(スポ4)、藤倉(商4)、松本(スポ4)、虎走(経4)が追いかけてゴールし、2位から6位まで同志社勢が独占した。続くA決勝に進出した岩井(スポ1)が1年生ながらに奮戦。必死の漕ぎで、7着でレースを終えた。

 C-1 1000㍍B決勝では期待のルーキー入江が終盤から怒涛の追い上げを見せ、1位で着艇。「A決勝では通用しないタイムなので、より努力したい」と意識を引き締めた。入江に続き、余裕のある漕ぎを見せた城後(心理4)は2位、丹野(経2)は4位でゴールイン。A決勝では菊池(商4)、伊藤真(スポ4)、平井(スポ4)、川崎(理工3)がそれぞれ5位、6位、7位、9位で着艇した。

熱い競り合いを見せたWK-1 500㍍決勝。先頭集団に食らいつくも、一歩前に出ることがかなわなかった同志社。冨尾(商4)は苦手とするシングルで、同志社勢で最速の4位でゴール。目標のインカレの舞台でも決勝へ進出したいと闘志を燃やした。続いて、川合(スポ1)、渡辺(スポ2)、石原(商2)、長屋(政策3)でそれぞれ5位から8位で着艇した。

4着でゴールした冨尾

 主将虎走が走力、メンタルともに太鼓判を押す期待の新戦力が6名出場したJK-1 500㍍決勝。1位を勝ち取った玉木(商1)に続き、舟木(経1)がゴール。湯田(生命1)が4位、榊原(法1)は5位、辻谷(商1)は6位でレースを終えた。

続くJC-1 500㍍決勝では直原(法2)が魅せる。圧巻の漕ぎで大差をつけ、首位で着艇すると、松永(社1)、菅間(商1)、篠原(理工1)が順に2着から4着でゴールした。

K-2 1000㍍決勝では伊藤朔・斎藤(スポ1)ペアが5位、虎走・松宮(経4)ペアが6位、桐嶋・松本ペアが7位、足立(経3)・楽前(経2)ペアが8位、木村心(経4)・五十棲(経2)ペアが9位でそれぞれ着艇した。

C-2 1000㍍決勝では菊池・平井ペアが2位、城後・伊藤真ペアが4位、川崎・入江ペアが5位、貝原・丹野ペアが7位でレースを終えた。

WK-2 決勝では冨尾・中嶋ペアが頭一つ抜けた1位のチームに必死に食らいつき、2位で着艇。渡辺・川合ペア、池田・高橋ペアの順で3位、4位と後に続いた。

JK-2 500㍍ 決勝では大きな体躯をいかしたパワフルな漕ぎで湯田・笠井ペアが周囲を圧倒。湯田・笠井ペアに続き、辻谷・榊原ペアが2位でゴールした。

JC-1 500㍍ 決勝では、なんとかバランスを保ち、松永・篠原(理工1)、菅間・古川(GC1)が2位、3位で着艇した。

WK-4 500㍍決勝では冨尾・中嶋・渡辺・川井が息の合った漕ぎをみせた。練習ではかみ合わなかったそれぞれの動きを、レースの前に再確認。この確認が功を奏し、フォームをきれいに揃えることに成功した。続いて池田・白井・長屋・高橋が2着でゴール。一昨年、昨年と2位に終わった同志社のフォア。冨尾は強敵武庫川女子大に打ち勝ち、1位に返り咲くことを強く誓った。

息のあった漕ぎをみせた冨尾・中嶋・渡辺・川井

風がでできて波が立つ中、始まったC-4 1000㍍決勝。波で水面が荒れていることをものともせず、菊池・城後・平井・伊藤真がスタートから一歩前に飛び出した。前の選手がつらくなってきた場面でも後ろの選手が大きな声で鼓舞。中盤、追いかけられる展開になるも逃げきり、1着でフィニッシュした。続く川崎・貝原・丹野・入江は3着でレースを終えた。

力強い漕ぎをみせた菊池・城後・平井・伊藤真

 最終戦はK-4 1000㍍決勝。波に当たり、バランスが崩れた斎藤・岩井・桐嶋・伊藤はいつも通りの漕ぎをすることができなかった。正フォアとして虎走・松宮・松本・藤倉に負けることはできないと、終盤に怒涛の追い上げを見せ、2位で着艇。虎走・松宮・松本・藤倉は続いて3位で着艇した。

 今大会では荒波の影響もあり、思うようなプレーができなかったプレーヤーも。それでもチームで一丸なり、全員が全力を出し切ることができた。次なる戦いの舞台は関カレ。最終目標のインカレへのステップになるはずだ。インカレの目標であるカヤック部門5位入賞、カナディアン部門3位入賞、女子部門総合優勝を掲げ、努力を重ねる同志社大。インカレまでに改善を重ね、更なる高みへと上り詰める。同志社カヌー部の持つ結束力なら必ず目標に達成できるだろう。(本記・小山莉奈/撮影・田組菜月)

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