
令和7年度関西学生女子春季リーグ
男子部の応援が駆けつけた中、行われた令和7年度関西学生女子春季リーグ第6節。リーグも中盤を迎えた同志社は前節の神戸親和大で逆転勝利。連勝を飾るべく、この日は大阪国際大と対戦した。

前半がキックオフ。序盤からゲームが動く。前半5分、ディフェンスラインとキーパーの間にボールを落とされると、処理がもたつく間に失点。立ち上がりから苦しい展開となる。対する同志社も攻撃を仕掛けていく。同9分に右サイドから上川路(スポ1)と梶屋(スポ3)のワンツーから上川路がシュート。しかし、ここは惜しくも枠に外れる。
同20分にコーナーを与えると、ゴール前の混戦から失点。「自分たちのミスで失点してしまった」(笹生学生コーチ・経4)と失点シーンを振り返った。その後は同志社ペースで試合が進む。梶屋、滋野(理工3)、松本(文情4)といった主力選手がシュートを放ち、相手ゴールに迫っていく。しかし、強固な守備を前に得点を挙げることはできない。

後半は同志社ボールでスタート。しかし、またしても立ち上がりに追加点を許してしまう。後半3分にこの日2度目となるCKからの失点で3点目を献上。同9分には流れの中から、得点を与えてしまい、0-4とより厳しい状況下に陥った。
その後、落ち着きを取り戻しゴールに迫る同志社。選手交代を積極的に行い、悪い流れを断ち切ろうと試みる。30分に相手守備網をかいくぐり、上川路がシュート。ここは相手ディフェンスのスーパーブロックで得点には至らない。決定力に欠き、反撃ののろしを上げることは叶わなかった。

試合終盤、後半途中から出場していた堀(スポ4)がPA内で倒されてPKを獲得。松本がこれを冷静に沈め、同志社に待望の得点が生まれた。「最後に1点取り返したということは、ポジティブなことだと思う」(松本)と収穫もあった試合はここでタイムアップ。1-4と大敗を喫した。

内容がよかっただけにミスとセットプレーから失点を許してしまった同志社イレブン。「次節はしっかり勝ち切って残りのリーグ戦を締めくくりたい」(笹生学生コーチ)と指揮官は次を見据える。更なる飛躍を遂げるためにも、ここが正念場だ。おのおのがチームの勝利を目指し、グラウンドを駆け回る姿が待ち遠しい。(久岡悠斗)