
第103回関西学生サッカーリーグ
5月6日、三木防災総合公園陸上競技場(兵庫県)で第103回関西学生サッカー1部リーグ前期第7節が行われた。同志社は関西福祉大と対戦。3-0で勝利し、勝ち点3を獲得した。
スタメンには、GK祓川 (社4)、DFに鈴木良(法4)、鈴木陽(経1)、吹田(スポ2)、源河(法3)、MFに馬場啓(文情4)、小野(経3)、羽田野 (商2)、西川 (法2)、FWに鹿取(商4)、野頼(法3)が起用された。
試合は相手ボールでスタートした。試合開始直後は、相手に攻め込まれる時間が続く。「最初押し込みたかったが、相手の勢いやスピードに対処できなかった」(望月監督)。その言葉通り、噛み合わないプレーが続き何度もピンチに陥る。しかし、そのたびにGK祓川が足を使った好セーブで得点は与えない。前半5分、相手の右CK(コーナーキック)でゴールを狙われるもクリア。こぼれ球も同志社ボールにした。

同26分には立て続けに相手のCKになるも鉄壁の守備を披露。そして3分後、ついに試合が動いた。素早いパスワークで相手を揺さぶると羽田野、鹿取のワンタッチパスからゴール前の野頼にボールを託す。最後は回転して相手をかわし、左足を振り抜く。GKの反応も虚しくゴールに吸い込まれ、先制点を獲得。大きく流れを変える1点を手にした。
後半も同志社優勢の試合が展開された。怪我で退場した源河に代わり入った鈴木琉(スポ2)が活躍。同25分に、ボールを持った鈴木琉が縦に走り込む。相手を振り切り、駆けてきた西川にパス。振り返ってゴールへ向けた球は相手の足をすり抜けネットを揺らした。「思い切り入って嬉しかった」(西川)。相手を寄せ付けないワンプレーで追加点を挙げ、さらにチームが明るくなった。

同86分には、野頼、鹿取から抜け出した河野(スポ2)がシュートを決める。しかし、この得点は取り消され、惜しくも3点目獲得にはならなかった。試合終了間際には、途中出場の前田(スポ4)がPKを獲得。着実に決めきり、今度こそ3得点目を獲得した。

「次戦もしっかり調整して、いいコンディションで挑みたい」(鈴木琉)。残りはリーグ上位に食い込んでいるチームとの対戦が多い。それでも相手に動じることなく着実に勝ち点3を積み重ねろ。(大橋楓子)