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【体操競技部】男女ともに西カレ出場決めた

4月30日、姫路ヴィクトリーナ・ウインク体育館で第64回関西学生体操選手権大会が行われた。同志社からは、10人の選手が出場。男女ともに西カレの切符を手にした。

先に競技が行われたのは男子。伊藤圭(理2)、小山田(経2)、永谷(生命2)、伊藤陽(生命1)、山田(理1)の5人が出場した。「必要以上に守りに入らずに西日本インカレにつながる演技をする」(伊藤圭)。その言葉通り、チーム全体には挑戦の姿勢が見られた。鉄棒では、小山田がC難度の抱え込みサルトを演技構成に。完璧な着地とまではいかなかったものの、西カレにつながる堂々の演技を見せた。またこの日デビュー戦となった山田も、チームの一員として活躍。ゆかや跳馬では経験者に引けを取らない、堂々のデビューを飾った。そしてこの日、チーム最高点を叩き出したのが伊藤圭だ。全種目で8.000点を上回る安定した演技を披露。中でも最高点をマークしたゆかでは、オーバーラインなど細かいミスは見られたものの、要所を締める演技で視線を独占する。「大きなミスなく終えることができた」と振り返った。

ゆか演技中の伊藤圭

一方の女子は川﨑(商4)、石本(商4)、小林(商2)、西川 (商2)、法兼 (GR2)の5人が出場。非常にタイトなスケジュールだったこともあり、なかなか練習に時間が割けないまま、本番を迎えた。しかし経験豊富な選手が多く、それぞれが安定感のある演技を披露。主将の川﨑は「いい意味でも悪い意味でも練習通りの試合だった」と冷静に振り返った。しかし、「一番苦しんでいた」と言う段違い平行棒を、大きなミスなく笑顔で終える。個人で21位に食い込んだ西川も、ゆかで前方一回半捻りを成功させ、9.400点を獲得。踊り部分でも、しなやかな動きと表情で、観客を魅了した。しかし、けがや授業による練習不足により、4種目に出場できなかった選手たちもいた。彼女たちは西カレの舞台で、さらなる飛躍を誓う。

段違い平行棒演技中の川﨑

平均台演技中の法兼

苦しみながらも西カレへの通過点を超えた。成長を見せた選手。悔しさが残った選手。それぞれが次なる同じ舞台を見据えている。ルール変更により、さらに芸術性が重視されるようになった今大会。「西日本インカレまで時間はないが、表現力や技のこなし方、決めの質を上げて予選を通過し全日本インカレに進みたい」(川﨑)。1ヶ月という期間でどれだけの成長を見せてくれるのか。彼らの活躍に目が離せない。【林康陽】

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