4月10日、関西学生ハンドボール春季リーグ女子1部1戦目が関西大学千里山中央体育館(大阪府)で行われた。相手は天理大。互いに一歩も譲らない展開の末、27-27で試合終了のブザーが鳴った。
円陣を組む同志社
「コートからベンチまで全員で盛り上がって良い流れを作りたい」(村井・スポ4)。技術面でのディフェンスに加え、これまでも強みとしてきたチーム力を磨き初戦を迎えた。先制点を天理大に奪われるも、負けじと食らいつく。「選手それぞれに試合で発揮できた部分と発揮できない部分があった」(村井)。一歩リードし点差を広げたい同志社だが、最後まで拮抗した展開が続き、12-11で前半を折り返す。
サイドシュートを決める南川(スポ3)
後半戦開始1分より連続得点を重ねリード。しかし後半11分から天理大の猛攻により4点連続得点を決められ逆転を許す。南川のサイドシュートをきっかけに同志社も果敢に攻め続け得点を奪い返し、手に汗を握る展開に。天理大の1点リードで後半29分を迎えた。わずかな残り時間の中で相手のペナルティによりチャンスを掴む。今後の試合を大きく左右する一手でプレッシャーに打ち勝ったのは河田(スポ4)。同点に持ち込み引き分けで試合が終了した。
ペナルティシュートを決める河田(スポ4)
「格上の相手にもミスを恐れず同志社の雰囲気でチャレンジする」(村井)。次に控える大体戦。全インカレに向け得失点差も重要視される。勢い止めることなく目標である関西3位まで駆け抜けろ。(長瀬来瞳)