令和6年度関西学生ハンドボール選手権大会
9月28日、桃山学院大学にて令和6年度関西学生ハンドボール選手権大会が行われた。同志社は武庫川女子大と対戦。難敵相手に健闘するも22ー33で敗北を喫した。
前半試合開始早々、相手からこぼれたボールをすかさず拾った鍋島がシュートを放つも、相手キーパーの好セーブにより得点にはならなかった。同1分には同志社側の反則によりペナルティシュートを許し、それをきっかけに連続3得点を献上。なんとか反撃をしたい同志社は同3分に葛谷が1得点を返した。
しかし、負の連鎖が続き同5分、9分、11分にもペナルティを許し3ー11とさらに点差を広げられる。反撃の糸口を作るも固いディフェンスでなかなかネットを揺らすことができない。「ディフェンスもオフェンスも相手のペースのまま試合が進んでしまった」(堀)。焦りを感じた同志社はタイムアウトを要請。怪我により試合に出ることができないキャプテン堀から熱い声援を貰う。気持ちを切り替え、タイムアウト後は反撃にでる。同18分に今谷が4得点目を挙げ、19分には矢田がサイドシュートを放つ。さらに21分には今谷から的確なパスを受け取った山道が速攻を決め、試合の流れは同志社に。その後は矢田、葛谷がロングシュートを放ち、連続5得点を返上。選手からは笑顔が溢れた。「このまま流れに乗りたかった」(堀)。少しずつ点差を縮めることに成功したが、序盤に開いた大きな点差まで追いつくことはできず、9ー14で前半が終了した。
なんとか追いつきたい同志社は後半はオフェンス中心の攻撃態勢に入る。後半40秒、今谷のバウンドシュートで試合は動く。その後3失点を許すも負けじと食らいつき、拮抗した試合が続いた。同6分、山道が今谷にパスを出し速攻を決める。ディフェンスから素早くオフェンスの体制に戻ることを意識し、徐々に点差を縮めていく。しかし相手の勢いが途絶えることはない。シュートのチャンスを作り、好機を演出するも得点にはならず。思うようにオフェンスができないため、なかなか同志社らしいプレーをすることは難しかった。
同8分から葛谷、今谷が点数を重ねるも最後まで相手の猛攻を止めることができず、22ー33で黒星に終わった。
秋季リーグ戦も残り2戦となった。浮き彫りになった課題を次戦までに修正し、チーム一丸となって戦い抜け。(小野里律子)