4月13日、関西学生ハンドボール部春季リーグ第1戦が同志社大学デイヴィス記念館(京都府)で行われた。相手は7年間白星をあげたことがない大阪経済大学。「応援してくれる人がいるから、その期待に応えよう」野崎(理工・4)。春リーグベスト4を目標に掲げた同志社にとって、負けられない初戦となった。
コートに入る選手たち
主将・野崎の好セーブから始まり、先制点を決め勢いに乗った同志社。しかし相手も食らいつき、拮抗した展開となった。
好セーブを見せガッツポーズをする野崎(理工・4)
シュートミスからの速攻で素早いカウンター攻撃をし合う両者。前半12分、同志社側のペナルティで、大経大に7mスローを決められ、4点差をつけられる。シュートチャンスはあるものの、守りが固い大経大に苦戦し不穏な空気が流れた。
前半13分、悪い流れを断ち切るかのように根間(経済・3)がシュートを決めると、更に速攻でノーマークシュートを決め、一際歓声が盛り上がった。
シュートを決める根間(経済・3)
途中谷口(商・3)が好セーブを見せるも、相手の粘り強い攻撃に苦戦し再び4点のリードを許し、同志社がタイムアウトを要求。タイムアウト中には、市場(商・3)が積極的に戦略を伝え、主将の野崎が前向きな声掛けをすることでチームを支えた。
タイムアウト明けの先制点を間瀬(スポ健・1)が決めると一気に流れを掴んだ同志社。
シュートを放つ間瀬(スポ健・1)
間瀬に続くように、根間、市場、梅村(商・4)、山下(文情・4)が連続で点を決め12-12の同点に追いつき、手に汗握る展開となった。前半24分、上村(スポ健・3)が攻めの姿勢でペナルティシュートを獲得し大経大を追い込むも、その後は取られたら取り返すという接戦の末15-15で前半を終えた。
サイドシュートを決める上村(スポ健・3)
なんとか勝ち切りたい後半戦。谷口が好セーブを見せるもスピードとパワーで押してくる大経大にリードを許す。後半6分、上村のパスカットから連携した梅村がノーマークシュートを決め、ペナルティシュートを獲得した。
ペナルティシュートを打つ梅村(商・4)
しかし、大経大のスピードのある攻撃とディフェンスの強さに苦戦。「前半は勝ちたいという思いから勢いよく試合に入ることができたが、後半のオフェンスが行き詰ってしまった」野崎(理工・4)。その後も開いた点差が埋まらないまま33-26で敗北を喫した。
昨年の秋季リーグ3位の大経大に奮闘するも勝ち切ることができなかった同志社。「次戦を落とすと、いよいよベスト4に入れない。次こそは勝ちにいく」野崎(理工・4)。目標に掲げる春季リーグベスト4を叶えるべく、次戦に向けて闘志を燃やす。
(撮影・文責)木田 恋菜