関西学生ハンドボール秋季リーグ戦
9月16日、関西学生ハンドボール秋季リーグ戦が京都産業大学総合体育館で行われた。相手は春季リーグ戦第一部で4位の関西大学。格上ながらも春季リーグ戦では激闘を制し勝利した相手だ。
開幕戦以降3連勝を収め、絶好調の滑り出しをみせる同志社。関大は春季リーグ戦で勝利した相手であるため、負けられない一戦となった。勝利して4連勝を収めたい同志社。しかし、流れを掴むことができず、19-32で敗北を喫した。
先制点を相手に奪われるも、果敢に攻める同志社。互いに引けを取らない攻防が繰り広げられた。序盤は6-6の接戦となった。
シュートを決める長島
その中でも特に点を決めたのは梅村(商4)。守備が固い相手のディフェンスを崩し、ロングシュートや速攻で点を重ね、序盤の6点中4点を決めた。
シュートを決める梅村
しかし、前半10分相手のフィジカルの強さに押され、ディフェンスに苦戦。ディフェンスの際にペナルティーとみなされ退場とともにペナルティーシュートを献上。ペナルティーシュートを決められた上に同志社のコートプレイヤーが1人少ない苦しい状況になった。4連続得点を許すも市場(商3)がシュートを決め、流れを断ち切った。しかし、主導権を握ることはできず、相手ペースの試合展開に。前半の間にペナルティーシュートを3点決められるなど、ディフェンスの際のミスが多発した。
上村(スポ3)や平(商3)がサイドシュートを決めるも、追いつくことはできず、12-18で前半が終了した。
続く後半、パスカットされるなどのオフェンスのミスから速攻で点を許し、徐々に点差を付けられていく。「相手のディフェンスを攻略する糸口を見つけることができなかった」(野崎・理工4)。後半8分、13-23になったところで、タイムアウトを要求した。
サイドシュートを打つ上村
タイムアウト明け、1点を許すもその後、岡村(理工3)や松下(スポ3)がシュートを決め、3連続得点し、流れを見せる。しかし、最後まで相手ペースの流れを断ち切ることはできず、19-32の大差で敗北を喫した。
サイドシュートを打つ松下
残り1枠となった全日本インカレ出場権をかけて戦う同志社にとって、勝敗が並んだ際に得失点差が重要な条件に入る。そのため、少しでも得点を多く取り、失点を抑えなければいけない。
次戦の相手は関西福祉科学大学。「直接対決で勝てるように秘策を考えたい」(野崎・理工4)。全カレ出場権を持っていない相手のため必ず勝たなければならない大事な一戦。春季リーグ戦の雪辱を晴らしたいと意気込む。
(木田恋菜)