ハンドボール部(男子)
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【ハンドボール部男子】春季リーグ開幕戦で激闘制す

関西学生ハンドボール春季リーグ戦

 4月13日、関西学生ハンドボール春季リーグ戦が関西大学仙之内キャンパス(大阪府)で行われた。相手は昨年の秋季リーグ戦第一部で4位の関西大学。当時の対戦では、19-32で敗北した格上相手だ。「ディフェンスをメインに、速攻で点を取りたい」(上村・スポ4)。と初戦に臨んだ。去年と比べオフェンスの主力が欠けたため、春季リーグ戦に向け、ディフェンスを強化してきた同志社。試合前日にメンバーにアクシデントがあり、充分なスタートメンバーではなかったものの、培ってきたディフェンスの強さが勝利の鍵となり28-26で辛勝した。

 円陣を組む選手たち

 試合開始早々、同志社側の反則でプレイヤーの2分間の退場とペナルティーシュートを相手に献上。ペナルティーシュートを決められ先制点を関大に許した。
その後、同志社が果敢に攻めるも、関大の守備が固くなかなか点に繋がらない。しかし、前半3分、間瀬(スポ1)が、ポストの立ち位置でボールを確実に受け取りシュートを決め、流れを断ち切った。

シュートを決める間瀬(スポ2)

 さらに、キーパー・谷口(商4)が好セーブを見せ、素早い攻撃で根間(経4)が得点を重ねる。前半12分、主将・上村(スポ4)が速攻で点を決めると、会場は盛り上がりを見せた。しかし、取られたら取り返すという
互いに一歩も譲らない拮抗した展開が続く。前半27分、向井(スポ3)が高身長を生かしたロングシュートで点を決め、12-10の2点差に。しかし、ディフェンスの際に反則とみなされ、相手にペナルティシュートで点を決められ12-12の同点に追いつかれた。リードを保ちたい同志社。前半29分、前半の終了間際に主将・上村(スポ4)が決死のシュートを決め切り、13-12で前半を終えた。

シュートを決める上村(スポ4)

「前半は点が取れなかった分、焦る時間もあったけど、ミスしないで粘ってディフェンスが上手く機能したのが良かった」(上村・スポ4)。ハーフタイムでは、後半の出だしは、ミスをしないことを心がけることを再確認した。

 続く後半、根間(経4)がシュートを決め先制するも、立て続けに3連続失点。逆転を許した。さらに、相手にエンプティーシュートを決められ2点差をつけられると、不穏な空気が流れた。ここで悪い流れを断ち切ったのは主将・上村(スポ4)。粘りを見せ、点差が離れないよう喰らいつく。さらに熊澤(文情3)が高身長を生かしたロングシュートを決め同点に追いつくも、その後点を取られ2点差を追う展開に。後半17分、相手にペナルティーシュートを決められ、3点差をつけられたところで同志社がタイムアウトを要求した。

コーチとして指導する市場(商4)

 タイムアウト明けの攻撃で上村(スポ4)がサイドシュートを決め、流れを断ち切ると、同志社の反撃が始まった。後半21分には工藤(○○・1)が相手の隙を付くステップシュートを決める。さらに後半26分、松下(スポ4)がルーズボールを奪取し、速攻で点を決め25-25の同点に追いついた。試合時間残り4分を切り、1点を争う熾烈な戦いの中、間瀬(スポ2)の果敢な攻撃により相手に反則を誘った。同時に、同志社にペナルティーシュートが与えられ根間(経4)が確実に決めた。「自分は、点を取るタイプではないが、チームを生かすプレーとか、相手の退場を誘うプレーでチームを鼓舞できたのが良かった」(間瀬・スポ2)。後半21分から脅威の5連続得点を挙げ、26-25で逆転に成功。そのまま逃げ切り、28-26で勝利を収めた。

勝利を喜ぶ選手たち

 「試合に出ていないメンバーも積極的に声を出して、怪我で出場できなかった市場(商4)を中心に、ベンチワークが上手く機能した点が勝利につながった」(上村・スポ4)。チーム一丸となって戦ったことで勝利を掴んだ同志社。次戦の相手は大阪経済大学だ。「怪我しているメンバーもいるのでまだ、万全な状態ではないけどそれを言い訳にせず、開幕2連勝を狙いたい」(上村・スポ4)。良い流れを作るべく果敢に次戦に臨む。

(撮影・文責、木田恋菜)

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