2024年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ戦

　5月8日、寝屋川公園第1野球場(大阪府)で2024年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ戦が行われた。同志社は関学大と対戦。中盤に勝ち越すと、その後も得点を重ね6-2で勝利した。

　ここまで6連勝と勢いに乗っている島田組。チームは3日間のオフで疲労を癒し、万全な状態で今日の試合に挑んだ。

　序盤から緊迫した展開だった。初回から同志社が先制するも、その裏に守備が乱れる。先頭打者の打球を悪送球し走者を背負うと、先発成尾(スポ3)の制球が定まらず無死満塁の大ピンチを迎える。相手4番に併殺コースの遊ゴロを打たせるも一塁セーフとなり、その間に三塁走者が生還。なおも1死一、三塁の場面で打球の処理が遅れ、勝ち越し点をプレゼントした。「主力が出ている中で止められなかった」(島田・スポ3)。先制の勢いに乗り切れず、拙守の目立つ立ち上がりとなった。　

　打線は3回、先頭の今門(スポ3)の右安打をきっかけにチャンスを拡大。吉岡(GR4)の内野ゴロの間に生還し、同点にこぎつける。さらに4回には島田が中二塁打で一気に三塁まで進むと、柳瀬(経3)のゴロの間に勝ち越しのホームを踏んだ。打線は止まらず、2アウトから今門、奥(政策2)、丸本(経3)と3者連続ヒットを放って好機を演出。勢いそのままに6回、7回には相手のミスにつけ込んで2点を奪うと、4点差で関学大を大きく突き放した。

　投げ手は先発・成尾が尻上がりに調子を上げ、2回以降はスコアボードにゼロを刻みつける。「うまく修正できてよかった」(成尾)と3試合連続登板ながらエースの意地を見せた。7回からは成尾に代わって守護神・唐木(政策3)が登板。最終回まで反撃の隙を与えない投球できっちり締め、6-2で勝利を収めた。

　チームはいまだ首位独走を続けており、早ければ来週の第9戦目で優勝が決定する。9季ぶりの春季リーグ戦優勝へ向け、明日の対甲南大戦でも白星を飾れ。(文責:金海彩夏、撮影:近藤真子)

スタメン

(一) 丸本 ９

(二) 吉岡 ６

(三) 中川 ５

(四) 吉原 Ｄ

(五) 島田 ３

(六) 柳瀬 ８

(七) 大和 ２

(八) 奥 ７

(九) 今門 ４

P 成尾

バッテリー

(同志社)成尾、唐木ー大和

(関学大)北田、西川ー渋澤