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【軟式野球部】9季ぶりリーグ王者奪還!

TEAM R H E
関大
同志社 ×

2024年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ戦

 5月14日、寝屋川公園第1野球場(大阪府)で2024年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ戦が行われた。同志社は関大と対戦。6回まで両軍1得点の我慢比べを続けるも、主将・島田(スポ3)のツーランで勝ち越し3-1で勝利。今試合の結果により、春季リーグ戦優勝が決定した。

 「いつも通りの平常心で」(島田)。いまだ8戦8勝と敗北の文字を知らない島田組にとって、勝てば優勝が決まる今試合。初戦でシーソーゲームを繰り広げた関大との大一番ながらも、主将は冷静に語った。

 重要な一戦で先発マウンドを託されたのは成尾(スポ3)。「応援に来てくださった方に感謝の気持ちを持って、チームの勝ちに貢献できるように」と覚悟を持ってマウンドに上がった。初回から2四球と制球が定まらない中、2回には2死二塁の場面で相手8番に適時打を浴び、先制点を献上。立ち上がりを攻められ、痛い失点となった。

先発の成尾

 一方の打線はその裏、1死から柳瀬(経3)がサード方向へのゴロを足でヒットにすると、大和(経2)に打席が回る。「何としてもここで打ちたい」(大和)と真ん中高めに入った変化球を捉えると、センターの頭上を超えるタイムリーに。今季くすぶっていた正捕手が決戦で覚醒し、同点にこぎつけた。

同点適時打を放った大和

 先発・成尾は3回以降尻上がりに調子を上げ、緩急を生かした投球で1安打のみと制球力を光らせる。「我慢比べは慣れている。絶対点はやらない」(成尾)と絶対的エースの意地でスコアボードにゼロを刻んだ。

 何としてでも勝ち越したい打線は6回、主将・島田が自ら試合を決定づけた。1死から吉原(スポ3)がバントヒットで出塁すると、打席には島田。「とにかく腹括って、ゾーンに来たらしばいてやろうと思っていた」(島田)。直球を力強く振り抜くと、打球はレフトフェンスを悠々と越えるツーランに。主将の本塁打で均衡を破り、勝ち越しに成功した。

ダイヤモンドを一周する島田

 7回からは守護神・唐木(政策3)がリリーフ。抜群の安定感で淡々と投げ込み、最後は三塁手へのゴロを打たせて試合終了。9季ぶりのリーグ優勝が決定し、選手たちは歓喜の輪をつくった。

歓喜の輪をつくる選手たち

 「長かった」(島田)。2月に新体制をスタートさせてから試行錯誤の日々だった。それでも共に歩んできた仲間がいたからこそ、5年ぶりのリーグ優勝を実現することができたに違いない。

「まだ志半ば」(島田)と語るように、チームは最たる目標である「全国制覇」へ向け気持ちを入れ替える。全員でつかみ取った挑戦状を手に、昨年度の雪辱を果たせ。(文責:金海彩夏、撮影:近藤真子)

スタメン

(一) 丸本 9

(二) 吉岡 6

(三) 中川 5

(四) 吉原 D

(五) 島田 3

(六) 檜山 7

(七) 柳瀬 8

(八) 大和 2

(九) 今門 4

P 成尾

バッテリー

(関 大)金安ー西

(同志社)成尾、唐木ー大和

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