2025年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ
　4月15日、寝屋川公園球場(大阪府)で2025年度関西六大学軟式野球連盟春季リーグ戦が行われた。同志社は大阪公立大と対戦。初回に奪取した1点を守り抜き、1₋0で勝利を収めた。
　立命大と関大に立て続けに敗北し、悪い流れを断ち切りたい同志社。先発のマウンドを任された成尾(スポ4)が好投球を見せた。「久しぶりに自分でも納得のいくピッチングができた」(成尾)。初回、内野安打と送りバントで相手に2死二塁のチャンスを与える。しかし続く打者を見逃し三振に抑え、良い流れを呼び込んだ。

　その後も7回途中まで被安打４四球１、6奪三振の安定した投球を続ける。7回途中で代わった唐木(政策4)は相手に出塁すら許さない完璧なピッチングでチームに良い勢いをもたらした。徹底したプレーを披露した守備陣も躍動。ショートの檜山(スポ3)が次々と好守備を見せ、相手を内野ゴロでアウトにした。

　一方の打線は初回、相手の失策で先頭の田中(商2)が出塁。続く柳瀬(経4)がピッチャー前に確実にバントを決めた。さらに田中はワイルドピッチの間に三塁まで進塁。3番中川(商3)がスクイズを成功させ、先制点を獲得した。
　雨で一時中断した試合は、2回から再スタート。しかしこの後は相手投手に苦しめられる。2回こそ相手のミスで出塁したが、3回以降は一本も安打を放つことができずに三者凡退に終わる。不穏な流れで9回表の攻撃を終えたが、その裏に相手に流れを渡すことはなく1₋0で勝利。逃げ切った同志社が2試合ぶりの白星を挙げた。

　「次は2連戦になるが、全員野球で一つ一つ勝ちに行きたい」(大和・経3)。2連敗を引きずることなく再び白星を挙げることに成功した大和組。リーグ優勝へ向け、彼らは今後一敗もすることはできない。どんな時も一致団結し、残り4試合も一戦必勝で戦い抜け。(大橋楓子)
スタメン
(一) 田中 ８
(二) 柳瀬 Ｄ
(三) 中川 ５
(四) 島田 ３
(五) 栗原 ７
(六) 大和 ２
(七) 奥　９
(八) 檜山 ６
(九) 和田 ４
P 鈴木
バッテリー
(同志社)成尾、唐木ー大和
(公立大)松田ー樽崎