京都府柔道選手権大会
2月11日、京都市武道センターにて京都府柔道選手権大会が行われた。学生だけでなく、社会人選手も出場する今大会。一部で高井(法1)がベスト8入りを果たし、近畿大会の出場権を手にした。
一回戦の相手は京産大の小島。虎視眈々とチャンスをうかがうもなかなか技を決めきることができない。しかし焦る様子を見せず冷静に試合を進め、反則を誘い出す。相手の指導3つによる反則負けにより、二回戦へと駒を進めた。
続く相手は龍大の前中。序盤から積極的に足を出し、技を仕掛ける。相手の出す技を華麗にかわし、前に出た。一瞬の隙を突き、得意技の体落で二回戦を突破。三回戦の相手は京都府警の日光と、社会人が相手となりより一層緊張感が漂った。積極的に技を繰り出しつつも、慎重に相手を揺さぶる。延長戦がない今大会は、旗判定が適用。高井のペースで試合が進み、タイムリミットが迫る。粘り強さを見せ、何とか判定勝ち。この時点でベスト8入りとなり、近畿大会への切符をつかんだ。
ベスト4を決める試合の相手はまたも、京都府警の選手。何度も優勝をしている選手はやはり手ごわかった。内股をかけられ、一本負け。高井の挑戦は幕を閉じた。
社会人も出場する中でベスト8、近畿大会出場という好成績を叩き出した高井。3月3日に兵庫県立武道館で近畿柔道選手権大会行われる。「もっと強い選手が来るので、粘って勝ちたい」(高井)と意気込み、不屈の精神で勝利をつかみ取れ。(早川京)