
第35回関西学生ラクロスリーグ戦開幕戦
7月13日、第35回関西学生ラクロスリーグ戦開幕戦がヤンマースタジアム長居(大阪府)にて行われた。同志社は関学大と対戦。開始数十秒で先制点を挙げると、その後も得点を重ねハーフタイムを迎える。しかし3・4Qは相手の勢いに呑まれ、最後は8-12で試合を終えた。
多くの観客が会場に集う中、今年もリーグ戦は開幕を迎えた。「主力の怪我であったり、思うような結果がついてこないような状況だったので、今日の試合に必ず勝ってみんなの自信につながるような試合にしたいと思っていた」(白井・社4)。大きな歓声を背に入場し、円陣を組む選手たち。そして試合開始のホイッスルが鳴った。

第1Q、開始早々フリーシュートを獲得した白井はこのチャンスを確実に決め、先制点を挙げた。9分にも福岡(法3)がフリーシュートで追加点を獲得すると、その直後にも羽場がゴール裏から軽快なステップで相手ディフェンスを交わし、もう1点を追加。そして3-2で第2Qへ突入した。

第2Qでも同志社が猛攻を見せる。1分半、ゴール付近でパスをもらった白井がそのまま豪快にシュート。11分にはセンターラインあたりでパスを受け取った福岡がそのままゴールまで一直線。力強いショットは見事にゴールネットを揺らし、会場は大きな盛り上がりを見せた。その後は両者得点を許し、6-5と同志社1点リードでハーフタイムに突入した。
「落ち着いて自分たちの持っているものを全部出し切ろう」(白井)。相手のペースに流されず、点を重ねていきたい第3Q。開始1分半、相手の速いパス回しによって惑わされ、ゴール前にいたノーマークの相手にパスを出されてシュートを打たれてしまい、得点を許してしまった。同志社は何度かチャンスがあったものの、追加点には至らず、点差を広げることができない。相手に何度もシュートを打たれてしまったが、越水(商2)が連続で止める好セーブで相手の追加点を阻止した。その後両者とも得点を決め、8-9と1点ビハインドで最終Qへ進んだ。

第4Qは同志社の攻撃から始まった。同点に追いつきたいところであったが、キープミスをしてしまい、相手のポゼッションに。そのままゴールに突き進まれ、ゴール裏からのワンで1点献上した。相手の攻撃は止まらず、連続得点を許してしまう。「しんどい時にプレーの精度が落ちてしまった」(白井)。フリーシュートやゴール前でのいい流れがあったもののチャンスをものにできず、最終Qで同志社は無得点。そのまま試合は終了し、8-12で敗北を喫した。
「みんなの気持ちが一つになって、楽しんでラクロスができた」(白井)。試合には惜しくも敗れたものの、これまで同志社が積み上げてきた力を出し切った一戦となった。選手たちは今回の試合を通じて相手に何が通用して、何が通用しなかったのかをしっかりと見極め、さらに成長をすると誓った。次戦まで1ヶ月の期間が空くが、「今日のような良い雰囲気で、全員で最後まで走り抜けたい」と白井は話し、前を向いて準備を進めていく。
(文責・近藤真子、津田花暖、撮影・奥谷陽菜、益野瑛真)