
第35回関西学生ラクロスリーグ戦
8月31日、第35回関西学生ラクロスリーグ戦第3戦が鶴見緑地(大阪)にて行われた。同志社は関大と対戦。第1Qで相手に大きく点差をつけられるも、その後徐々に差を縮める。しかしあと一歩届かず、7-9で試合を終えた。
「必ず勝ち切るという気持ちで準備と想定をして、自信を持って挑んだ。」(白井・社4)。晴天の下、多くの観客の声援に包まれながら始まった第1Q。わずか開始1分半、相手にフリーシュートを決められ、先制点を奪われる。その後も試合の主導権を握られ、次々と得点を許してしまう。流れを変えようと攻め込んだ場面もあったが、相手の堅い守備に阻まれ得点には至らず、0-6で第1Qを終えた。

点差を縮めたい第2Q。序盤は両者譲らない時間が続く。しかし開始6分、福岡(法3)がディフェンスに囲まれながらも果敢に攻め、シュートを決める。さらに開始8分半、白井(社4)がフリーシュートを決め、2点目を獲得した。このまま勢いに乗りたいところだったが、終盤に隙をつかれ得点を献上。第2Qは2-7で終了し、ハーフタイムへ突入した。
「ここからも楽しんで絶対後半勝ちきろう」(白井)とチーム全員でもう一度士気を上げて挑んだ第3Q。
終盤までは津田のナイスセーブなどで流れを引き寄せるも、相手も譲らず一進一退の攻防が続いた。しかし、残り3分半に試合が動く。相手陣地から攻め上げ、最後は羽場(生命3)からパスを受け取った 岩口(政策3)がゴール正面からのシュートで待望の1点目を獲得。その後はディフェンス陣が気迫のプレーで相手を無失点で押さえ込み、3ー7で最終Qへ。

逆転を狙う第4Qは、開始直後から同志社が果敢に攻める。開始3分、伊吹(社4)がフリーシュートの権利を得た。相手に阻まれシュートは打てなかったが、すぐさまゴール前の築田(法2)へパスをつなぎ得点。スタンドは大盛り上がりを見せた。ここから同志社の勢いは止まらない。開始5分には福岡がフリシュートを安定した技術で着実に決める。さらに1分後には、岩口からパスを受けた築田が正面からゴールネットを揺らした。しかし、相手もすぐに反撃を開始。開始7分に追加点を許す。それでも、残り5分にはまたも津田のナイスセーブが飛び出しチームを後ろから鼓舞。そして残り3分半にビックプレーが生まれる。白井が相手のパスをカット、そのままゴールまで走り込み得点を追加。だが直後に追加点を許す展開に。その後は試合終了まで点差が縮まことはなく7ー9で敗北を喫した。

終盤に猛攻するも、敗れてしまった女子ラクロス部。次節に待ち受けるのは立命大だ。「立命戦を勝ち切らないともう1回関大と当たって準決勝すら進むことができない」(白井)。関西制覇を見据える彼女たちに、早くも試練の波が押し寄せた。しかし、部員全員で力を合わせて白星奪取に向けて最善を尽くすに違いない。
(文責・益野瑛真、宮本芽衣、撮影:近藤真子)