2023年度関西学生秋季リーグ

　11月26日、甲南大学ホッケーフィールド（兵庫県）にて開催された2023年度関西学生秋季リーグ。同志社は京大と対戦し、０ー０で延長戦へ突入。SO（シュートアウト）戦の末、勝利を飾った。

　秋季リーグ最終戦は今シーズンも対戦経験のある京大。「絶対に勝ち切ろう」（峯山）という強い意志を持って試合に挑んだ。

　第1Q。試合開始8分、自陣のサークル内で長時間の激しい攻防戦が繰り広げられる。同志社の反則により京大にPC（ペナルティーコーナー）を与えてしまう。シュートは阻止したものの、京大の勢いを止めることができず計５回のPCを献上。しかしGKが死守し、両者無得点で終えた。

　続く第2Q、相手のパスカットを狙い一気にラインを上げ果敢に攻める。相手の陣営に乗り込むシーンが何度も見られるもののシュートは決まらず、苦しい場面が続く。７分、峯山が巧みな技術でボールを運び相手選手を３人抜き。同志社にシュートチャンスが訪れたが、得点にはつながらなかった。

　何としても先制点を獲得したい第3Q、一進一退の攻防が続く中、今試合初のPCを獲得。１点をものにしたい場面だったが、惜しくもキーパーに阻まれてしまった。しかし同志社の攻撃はまだ終わらない。岡本が前線へ出て勢いに乗ったシュートを放つも得点することができず、最終Qを迎えた。

　第4Q。４分、京大のPCにより再びピンチが訪れる。失点を防ぎたい同志社は決死のディフェンスで守り切る。拮抗した展開が繰り広げられ０ー0のまま延長戦へ。勝敗はSOに託された。１本目は両者外すものの、その後同志社が２本連続でシュートを決め２ー０で勝利。「普段から１対１の練習をしていたのが活きた」（峯山）。普段の練習が活きた瞬間だった。

　秋季リーグで４年生は引退。主将・峯山は「新戦力が入ってきてチームが変わるが、プレースタイルを崩すことなく同志社らしく戦いたい」と来シーズンに向け闘志を燃やした。今シーズンの経験を糧に、さらなる高みを目指し躍進する。（文責：河村柚希、撮影：藤本知優）