
第25回西日本学生拳法個人選手権大会
5月25日、吹田市武道館「洗心館」にて西日本学生拳法個人選手権大会が行われた。同志社からは20名が出場。おのおのが健闘をみせた中、松下(文情4)、近藤(同女3)が優勝、北岸(GR4)が準優勝に輝いた。
まず初めに行われた男子段外の部。井手(文3)、林(ILA2)、三邊(心理2)、ロビンソン(ILA2)、辻(ILA2)、齊藤(経2)、奥田(スポ2)、梶井(文2)、三宅(スポ2)が出場した。惜しくも井手、齊藤、三宅は1回戦で、林、三邊、辻、奥田、梶井は2回戦で敗北を喫するも、ロビンソンが1、2、3回戦と次々に勝ち進む。準々決勝で2本先取され敗退となったが、初の西日本インカレで爪痕を残した。
男子初段の部には足立(ILA3)、松下(文情4)、吉岡(スポ1)が出場。足立、吉岡は強敵を前に手が出せず敗北を喫したが、松下が順調に勝ち進んだ。準々決勝、準決勝と延長戦へ突入する死闘を戦い抜く。勢いそのまま決勝戦へ臨んだ。面突きで一本先取し、その後も攻撃の手を緩めない。果敢に組みを図り、足を払って抑え込むと面突きで2本目も決めた。「自分に自信があった」(松下)。昨年制した男子段外の部に引き続き今年も頂点に立ち、笑顔を見せた。

男子弐段の部には松尾(スポ4)、鎮西(法4)、河野(社4)がエントリー。松尾、河野は奮闘するも、実力者相手に敗北した。鎮西は2、3回戦と勝ち上がり、迎えた準々決勝。一瞬の隙をつかれ1本を奪われる。反撃を試みるが、そのまま逃げ切られ唇をかんだ。

女子初段・一級の部には北岸(GR4)、和田詩(同女3)、近藤(同女3)が出場。和田詩は2本奪われ敗北する。しかし、北岸、近藤がそれぞれ勝利を重ねた。先に決勝進出を決めたのは北岸。面突き二本で勝利を収めた。「先輩が決勝に上がってくるのがわかっていたので私も頑張ろうと思った」(近藤)。近藤も胴蹴りを入れられたものの、面突き二本で勝利し、決勝での同志社対決が実現した。西日本女王を懸けた一戦は互いに手の内を知り尽くした中での戦い。北岸が面突きで先取するも、近藤も負けじと反撃する。北岸を抑え込み、胴突きを決めた。泣いても笑ってもあと一本。3分間で決着がつかず、勝負は時間無制限の延長戦に突入した。ここで動いたのは近藤。一気に距離を詰め、面を突く。白熱した戦いを制し、近藤が頂点に立った。

女子弐段以上の部には廣井(商3)、和田愛(神1)が出場した。廣井は面突きを入れられるも、胴蹴りで試合を振り出しに戻す。そのまま試合は動かず、勝負の行方は判定に委ねられる。しかし結果は相手の優勢勝ち。惜敗を喫し、涙をのんだ。和田愛は多くの実績を持つ強敵と対決。互いが様子をうかがい、にらみあう。両者攻撃を許さず、延長戦へ。しかしここでも決まらず、この試合も判定となる。結果は相手の優勢勝ちとなり、悔しい敗北となった。
大会が続くこの時期、選手にとっては今が正念場。連戦を戦い抜き、また一つ成長した拳士の活躍に期待が高まる。(若松晏衣)
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