ラグビー部
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【ラグビー部】宿敵立命大に逆転勝利

4月30日、サンガスタジアムbyKYOCERA(京都府)で第19回亀岡市ラグビー祭が行われた。立命大と対戦した同志社は47-28で勝利。試合開始直後に先制トライを取られ、中盤は苦しい状況もあったが、最後は点差を開く形となった。

2週間前に行われた宮崎の帝京大戦において、0-89の大敗を期した同志社。今試合はその反省点をいかし、必ず勝ちたい一戦だった。

スクラムを組む奥平(法3)

試合開始から6分、攻守ともに一歩も譲らない接戦の中、立命大のノットリリースザボールで同志社サイドにボールが渡る。しかし、その直後にパスとパスの隙を突かれ立命大に先制トライを許してしまう(0-7)。ここで負けられない同志社は前半9分、ゴールライン際のラインアウトでモールを組み、F L奥平がトライ(7-7)。キックオフ直後の失点による雰囲気にのまれず、同点に追いついた。

ボールを持つ鈴木(政策3)

その後、試合は追い上げた勢いのまま得点を挙げ、19-7。だが、同26分にはS O市川(法4)がグラウンドでボールが幾度なく往来するキック合戦を制するものの、ゲインラインの隙を突く攻撃で自陣深くに入り込まれてしまう。さらにノットリリースザボールも取られてしまい、好調の流れが止まるピンチを迎えた。しかし、ここで諦めないのが同志社。苦しい展開を乗り切り、相手の反則で難を逃れた。試合は前半のラストプレー、またもやピンチが再来する。同志社のオフサイドからラインアウトに持ち込まれ、立命大は素早くモールを展開。耐え凌ぎたい最後の局面であったが、トライを許し前半終了となってしまった(26-14)。

果敢に攻め込む


前半最後の失点で観客席に重苦しい雰囲気を残したまま、迎えた後半戦。ここでトライを決め、流れを大きく変えたい同志社。そのような状況の中、開始から1分も経たずに勢いに乗った立命大に抑え込まれ、トライを許してしまう(26-21)。ここから挽回し、点差を広げたい両者は、互いに一歩も譲らないせめぎ合いが繰り広げる。しかし、後半19分に、さらに独走トライを決められてしまい点数は追い越されてしまう(26-28)。「苦しい時間もあったんですけど自分のプレーと声で見せていけたらなと思ってプレーしていました」(寺北・スポ3)。

トライを喜ぶ選手たち

終盤に入り、逆転を狙う同志社。大きく試合を動かしたのは後半21分、立命大の反則でゴールラインに急接近した場面だった。インゴールに残り数メートルで届くブレイクダウンから、両チームは必死の思いでぶつかり合う中、F B村岡(文情3)が仕掛けた。フェーズを重ね最後に駆け込んできたP R上野(商3)にボールを託し、華麗にトライ(31-28)。形勢を覆すことを諦めない選手たちが生んだ得点だった。この逆転で観客も試合開始から1番の盛り上がりを見せ、紺グレは再び勢いに乗り始めた。試合も佳境を越え、終了まで残り3分となる中、相手の間を縫っったN O8永住(スポ3)がトライ(47-28)。「トライに至るまでに他の14人が体を張って持っていってくれたボールを、自分が抑えたので、チームが1番やりたいことができた」(永住)。その後は無失点で逃げ切り、試合終了となった。

トライを決めた永住

U20日本代表メンバーなど一部のメンバーが欠場した亀岡市ラグビー祭。後半の苦しい局面もチーム全員が一丸となり、乗り越え観客を沸かせた大会となった。試合を通してキャプテンの山本敦(社4)は「常にプレー、ボールに執着心をもってやっていこうと言っていたので、帝京戦で課題だったところが2週間で修正できていてよかった」と語った。もうすぐ春季トーナメント戦を控える同志社。どんな状況下でも80分に全てを懸けて優勝を勝ち取れ。(文責・倉田蓮大、撮影・勝部健人、小野理紗)

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