5月13日、同志社大学京田辺キャンパスラグビー場(京都府)で練習試合が行われた。甲南大と対戦した途中に反撃を受けるもリードを守り切り、57―14で勝利を収めた。
明日の立命大戦に良い流れをつくるため、必ず勝ちたい一戦。開始6分に試合は動いた。セットプレーから相手陣に攻め込むと半谷(政策4)が天野(心理4)にパス。「スペースが空いていたのでウィングの仕事を果たせた」(天野)。右大外を駆け抜け、先制トライを決めた(7-0)。
勢い止まらず同14分、中村大(経2)が半谷へラストパス(12―0)。追加点を獲得した。
同21分には、松井(理工4)がギャップを突き、パスをつなげる。小西優(スポ4)がグラウンディングし、再び追加点を奪った(19―0)。
しかし同35分、甲南大の反撃を受ける。空いたスペースを突かれると、オフロードパスで突破を許す。痛恨のトライを献上した(19―7)。
一方の同志社も粘り強いプレーを見せる。同40分にはラインアウトからモールでゴールライン付近まで攻め込むと最後は小西優が押し込みトライ(26―7)。FWとしての役割を果たし、リードを広げる。圧倒的なフィジカルの強さで26―7と点差を広げ、前半終了がした。
雨が降り始める中、後半戦が開始した。同5分、敵陣深くに攻め込むと、甲南大にプレッシャーをかけ、ノックオンを誘発。直後のスクラムからパスをつなげ、中村大がトライを挙げる(31―7)。幸先のよいスタートを切った。
その後は雨の影響もあり、ハンドリングエラーを連発。同13分にインターセプトされると自陣10㍍ラインから独走トライを許した(31―14)。
それでも今日のテーマである「ハンティング」を体現し、ブレークダウンで主導権を握り続ける。最後まで甲南大に追加点を許さず、4トライを決め、試合は終了となった。
大差で勝利したものの、初歩的なミスが多く課題が露呈した今試合。「これからもっと1つ1つのプレーを大切にして、プレーを継続していけばいい試合ができると思う」(田中太)。明日から始まる春リーグ戦では関西優勝を果たすべく、チーム全体で底上げを図る。(文責・俣野百香、撮影・湊結子、西田雄哉)