6月25日、静岡県草薙総合運動公園球技場でラグビーに熱くなれ!JUNE PRIDE2023 第104回定期戦が行われた。同志社は慶大と対戦。接戦の末に49ー36で勝利をつかんだ。
晴天の中、同志社のキックオフでスタート。前半2分、何度もラックを展開しつつ、前へ進める同志社はゴール前のラインアウトに持ち込み、大幅に前進。モールでそのままゴールラインを越え、荒川(法1)がトライ(7―0)。先制点を奪った。
同8分、反則を起点にゴール前まで迫られる。右大外に数的優位をつくられ、絶体絶命のピンチを迎えた。しかし、ファイアラガ(社1)がライン際で相手を押し出し失点のピンチを食い止めた。それでも慶大の連続攻撃は続き、最後はモールからボールを展開。ギャップをつかれる形でトライを許してしまった(7―7)。
次に試合が動いたのは同22分、ラインアウトからの攻撃でギャップを突き、木村(政策3)が抜け出す。最後は上嶋(スポ1)にボールはわたり、追加点を挙げた(21ー7)。
慶大からのリスタート後、すぐさま山本希(スポ3)がビックゲインを見せ、会場は湧き上がった。一気に敵陣に攻め込んだ同志社は、村岡(文情3)がタメを使った軽やかなステップで得点を挙げ、28―7。その後はキック合戦が続き、当たりの強さを見せた同志社は35―7で前半終了。
一方で、後半はスタートから1分も経たぬうちに、同志社がノックオン。しかし、ここは木村圭(政策3)がジャッカルし奪い返すことで難を逃れる。得点が動いたのは後半開始7分。ディフェンスラインの隙間を縫う相手のステップを止められず、失点(35―14)。それでも同13分には、同志社がスクラムでゴールラインに迫り、石田(法2)がトライ(42―14)。
中盤からは蹴り合いが続き、互いに激しいコンタクトプレーが増える。果敢に攻撃を続ける同志社であったが、失点が続き42―26となる。張り詰めた雰囲気の中、パスダミーを巧みに使い、再び石田がトライを決めた(49―26)。
その後も2トライを追加され、勝利はつかんだものの、悔しさも残る試合結果になった。
接戦の中、幾度もピンチを乗り越えた紺グレ。「セットプレーは安定していたけど、ラインアウト1本ミスして、そこが自分のまだ甘さなので、修正してこれから成長したい」(荒川)。後半では思うようなプレーが続かず、監督も「後半の内容が悪すぎた。100点満点中2点ぐらいですかね」とチームに厳しい評価を下した。次戦は京産大との春季トーナメント戦の決勝戦。今試合で学んだことを生かし、優勝を奪い取れ。(文責:倉田蓮大・撮影:丸山潤一郎・平沼栞)