ラグビー部
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【ラグビー部】伝統の一戦で白星挙げる

第105回定期戦

【本日のスタメン】

1.潰田(経4)2.笛木(商3)3.谷井(社1)4.木村圭(政策4)5.山田虎(法3)

6.山崎周(社1)7.土肥祥(法3)8.林慶(スポ3)9.川端(スポ4)10.熊野(商3)

11.山本希(スポ4)12.末松(経2)13.塩尻(法4)14.横畠(法4)15.中村大(経3)

Re16.斎藤剛(法1)17.小川(スポ3)18.小西(法3)19.柏村(社2)20.河岸(文情4)

21.池上(神4)22.中堂(商4)23.趙廣(法3)24.堀部(政策4)

 11月17日、第105回定期戦が同志社大学京田辺キャンパスラグビー場で行われた。慶大相手に63-26で勝利。今季2度目の白星を挙げた。

 大勢の観衆が見守る中、前半がキックオフすると序盤から猛攻を見せた。同2分、慶大の反則から敵陣ゴール前でのラインアウトを獲得。笛木を筆頭とするFW陣がモールで先制点を奪った(7-0)。勢いに乗ると、同5分にも山本希が相手の守備網を突破。「バックスで展開して、最後自分のボールで走り切れた」(横畠)。中村大からのラストパスを受け取った横畠がインゴールに飛び込んだ(14-0)。

ゲインする横畠

 主導権を握りたいところだったが同16分。自陣約22㍍ラインで慶大のラインアウトが成功。ゴールライン付近で押し合いになるも強靭(きょうじん)なフィジカルに耐え切れず、そのままグラウンディングを許した(14-7)。

 1トライ差に迫られるも、ラックから抜け出した木村圭が中央を駆け上がる。最後はパスを受け取った山田虎がトライを奪取した(21-7)。試合中盤になると互いに一歩も譲らない攻防戦を展開。豪快な掛け声がフィールドに響き渡った。同31分、敵陣ゴールライン付近で反則を犯しピンチが訪れる。慶大のスクラムに押し負けトライを献上。リードが広がらない苦しい展開が続いた。しかし、同37分に塩尻が倒れこみながらも中村大にパスをつなぎトライ(28-14)。完璧な展開ラグビーで4トライを決め、28-14で前半戦を終えた。

トライを喜ぶ(左から)中村大、横畠

 後半も勢いを落とすことなくアグレッシブに攻め込む。「点差が付いたとしても、自分のすることは変わらない」(木村圭)。開始直後に木村圭がラックを抜け、そのままトライ(35-14)。同10分にも林慶が相手を翻弄(ほんろう)する華麗なステップでインゴールを走り抜けた(42-14)。

ディフェンスを突破する林慶

 完全に流れを掌握した同志社。同14分にパスを受け取った河岸がタッチライン際から駆け上がり追加点を獲得(49-14)。しかし、その直後にトライを奪われる。それでも屈することなく、堀部がゲインラインを突破。塩尻が右ライン際から抜け出し、トライを決めた(56-21)。同34分に防御網を崩され失点を許すも、56-26と相手を突き放し、試合は最終局面に突入。同37分に慶大の反則によりスクラムを選択。すかさず中村大がゲインし、守備網を切り裂くとインゴールに飛び込んだ(63-26)。ラストプレーでスクラムを成功させ、ノーサイドの笛が鳴り響いた。

 コンバージョンキック成功率100㌫を記録し、チームを勝利に導いた中村大は「練習の成果が出て、今日はいつもより集中力があった」と振り返った。長い歴史を持つ一戦で圧巻の勝利を挙げた紺グレ戦士たち。Aリーグの試合も残すところあと2試合となった。今回の大勝を原動力に、次戦に向けて闘志を燃やす。(文責・三宅希和 撮影・浅川明日香、小野里律子、木田恋菜)

試合後のコメント

〇ゲームキャプテン:川端(SH)

ーーゲームキャプテンとして試合中に意識していたこと

下のボールを絶対拾うであったりとか、1対1のところで絶対負けないであったりとか、技術じゃなくて気持ちで変えれるところを常に声をかけるように意識していました。

ーーゲームキャプテンとしてどのようなところが評価されたと思うか

今年1年コアリーダーっていうところの役職をしていて、チームのラグビー以外のところであったりとか人間性の部分をすごい意識して、この1年間引っ張ってきたので、そういったところが評価されて(ゲームキャプテンに)つながったのかなと思います。

ーー今後への意気込み

この2試合来週と再来週の部分、絶対に勝たないといけないと思うので、自分ができることをラグビーでもラグビー以外のところでも100%でやりきって、いい4年間の終わりとして、いい2週間にしたいなっていう風に思います

〇木村圭(LO)

ーーゲームプラン

ゲームプランはいつもと変わらないんですけど、フォワードのセットプレーで同志社は特にモールとかを強みにしているので、そこを全面に出していけたらいいなっていうところだったんですけど。モールは良かったんですけど、スクラムの部分がだいぶ圧倒されてしまってたから、そこはまた練習し続けるしかないかなと思います。

ーー試合後の率直な気持ち

ずっとAチームで負け続けていて、どこかで秋シーズン勝たないといけないなってチームがなってる中で、先週ジュニアとコルツが勝ってくれたんで、 そこの勢いをつくっていくためには今日僕たちは絶対勝てないといけないなっていう気持ちで挑んでたんで、今日勝ててすごい嬉しいです。

〇林慶(NO8)

一一勝敗を分けたポイントっていうのはどのような点か

試合前から言ってたんですけど、慶應さんはすごいフォワードで乗ってくるチームなので、そこをしっかり止めて、自分たちもフォワードでしっかり前にでよっていう話をしてて、スクラム前半はちょっとペナルティーであったり、モールもくい込まれる場面があったんですけど、前半の後半からしっかり修正して、スクラムもペナルティー取ったり、モールでもトライできたのでそこが今日勝てた理由かなと思います。

一一試合で露呈した課題は何か

やっぱりしんどくなってきた時のミスがすごく多かったのでブレークダウンだったり簡単なところ。自分も含めてなんですけど、 簡単なミスがあったのでやっぱりそこを次の2戦ではすごい大事になってくるので、そういうところをしっかり詰めていきたいなと思います。

〇横畠(WTB)

ーー今日の総括

全体的にアタックでもディフェンスでも自分たちから仕掛けて相手に圧力かけることでうまくいったと思います。

ーー自身のプレーを振り返って

前半でしっかり自分の足の速さっていうところを生かしてチェイスであったり、トライで最後取りきるっていうところを出せたかなと思います。

ーー今日の勝因

定期戦っていうのもあって、全員気持ちを入れて、アタックでもディフェンスでも体を張るっていうのをアップの時から言ってたんで、そこの部分を試合でも80分間出せたのは勝利に繋がった結果かなと思います。

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