ラグビー部
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【ラグビー部】摂南大から7トライ奪い快勝収めた

【本日のスタメン】

1.李(法2)2.荒川駿(法3)3.林慶(スポ4)4.林道(商2)5.柏村(社3)6.土肥祥(法4)7.舩井(社2)8.山﨑周(社2)9.田中(法3)10.大島(スポ4)11.上嶋(スポ3)12.立川(社4)13.ファイアラガ(社3)14.桃田(商4)15.中村大(経4)

 6月15日、同志社大学京田辺キャンパスラグビー場(京都府)にて2025年度 関西大学ラグビー春季トーナメント3回戦対摂南大戦が行われた。関学大への挑戦権を得るため、何としても勝利したい一戦。「勝ちにこだわった」(大島)。死力を尽くし、43-19で勝利を収めた。

突破を試みる柏村

 試合は序盤から動く。前半5分、上嶋を起点にビックゲインに成功すると敵陣奥深くに侵入。前戦の慶大戦でも2トライを記録したファイアラガがトライゾーンに飛び込み、貴重な先制点を獲得した(7-0)。「ボールを持ったら、前に攻めることを意識した」(ファイアラガ)。幸先の良い立ち上がりを決めた。
 その後も同志社の勢いは止まらない。同14分、敵陣5㍍ライン周辺でラインアウトの大チャンスを迎えると、モールを形成。「きつい練習をしてきたので、その成果が出てよかった」(山﨑周)。肉弾戦で押し勝ち、今試合が復帰戦となった荒川駿がボールをトライゾーンに押さえつけた(14-0)。

 このまま同志社のワンサイドゲームが期待されたが、ハンドリングエラーが相次ぎスコアの動かない時間が続く。すると同34分、一瞬の隙を突かれ反撃を許した。自陣10㍍ライン周辺で摂南大ボールのスクラムを組まれると、2フェイズ目で防御網を突破されそのまま被トライ(14-7)。「ディフェンスのところで何個か抜かれて、トライまでつなげられたのが良くなかった」(荒川駿)。しかしその後は勢いを取り戻し、同37分にFW陣がモールで追加点を奪取。5点を加え、19-7でゲームを折り返した。

相手をかわす前田(スポ3)

 後半も序盤から同志社が仕掛けた。同5分、摂南大の反則から敵陣奥深くでラインアウトのチャンスを得ると、再びモールで勝負に出る。そのまま荒川駿がトライゾーンに飛び込み、復帰戦にしてハットトリックを達成(26-7)。自身の活躍を振り返り「うれしい」(荒川駿)と喜びをあらわにした。

ハドルを組むFW陣の選手たち


 しかし、ここから摂南大の猛攻を受ける。再開直後に、反則を犯すと自陣トライゾーン前で摂南大ボールラインアウトのピンチに。モールを組まれ、死守を試みるも同8分にトライラインを突破された(26-12)。続く同14分にも、セットプレーからビッグゲインを許し、射程圏内に捉えられた(26-19)。

タックルを受ける山崎暖(政策4)


 差を縮められ不穏なムードが広がったが、上嶋が1人で逆風を跳ね返した。同17分、ハーフウェイライン付近でボールを受け取ると抜群のランスキルで摂南大防御網を突破。そのままトライゾーンまで1人で走り切り、個人技で力の差を示した(33-19)。「前が空いていたので思いきり行った」(上嶋)。3年生エースの活躍で調子を取り戻したチームは同31分にはモールから、同39分にはファイアラガが右大外を駆け抜けて追加点を獲得(43-19)。格の差を見せつけ、43-19で快勝を収めた。

 怪我人が多い中でも、チーム一丸となって勝利をつかみ取った紺グレ。「今週テーマとしてやってきたディフェンスでの圧力がしっかり出せた」(立川)。苦しい練習の成果をピッチで体現し、堂々と白星を飾った。次戦は順位決定戦で関学大と対峙(たいじ)する。「秋シーズンにもつながる良い相手だと思うので、特にFWで圧倒して勝ち切りたい」(林慶)。関西の頂を見据え、真価が問われる一戦に挑む。(文責・西川有人、撮影・岡本和香、河村柚希)

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