準硬式野球部
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【準硬式野球部】同立戦連勝!2年連続の優勝決定戦へ

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
立命大 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 5 0
同志社 0 1 0 1 0 0 0 0 X 2 5 0

令和5年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ

 4月16日に関西大学千里山キャンパスKAISERS BASEBALL FIELD(大阪府)で、雨天順延となっていた関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ第5節1回戦が行われた。同志社は立命大と対戦し2-1で勝利。エース望月(スポ3)が9回を1人で投げ抜き、手に汗握る接戦をものにした。同志社の試合後に関学大が関大に勝利したため、両チームともに8勝2敗で並び同率首位に。したがって次週、関学大との優勝決定戦が行われることが決定した。

勝利を喜ぶ選手たち

 「気負いすぎずに普段どおりのピッチングができたらいい」(望月)。前日に降った雨の影響で試合開始が30分遅れるも、先発望月が動じることはなかった。初回から走者を背負う投球になったが簡単には本塁を踏ませない投球。威力あるストレートで押し、スコアボードに0を並べた。

 早めに先制したい同志社は2回裏、先頭の大和田(商3)が四球を選び出塁すると、続く岡田(スポ3)がしぶとく三遊間を破りチャンスをつくる。中澤(商3)が犠打を決め、1死二、三塁で打席には主将井筒(スポ4)。「初球から甘い球がきたらいこうと思っていた」とファーストストライクから積極的にスイングを仕掛けた。捉えた打球はレフトに取られるも犠牲フライとなり三塁走者が生還。序盤に幸先よく先取点を奪った。

先制の犠飛を放った井筒

 4回裏、打線は貴重な追加点を望月にプレゼントする。この回も1死から大和田の四球を起点にチャンスを演出。岡田が今度は右方向へ二塁打を放ち、2回と同じような形で無死二、三塁の好機を得た。「最低でも外野フライで1点」(中澤)。6番中澤が5球目の外角真っすぐをレフト方向へ飛ばすと、捕球と同時に三塁走者大和田が激走。相手の中継プレーの乱れもあり、2-0とリードを広げた。

 グラウンド整備を挟み、迎えた6回表。ランナーを背負いながらも安定した投球を続けてきた望月がピンチを招く。安打と四球で走者を溜めると相手6番に犠牲フライを放たれ失点。1点差に迫られると、四球で出塁を許し一打同点、長打が出れば逆転の局面を迎えた。2死一、二塁から相手8番が放った打球をレフト大和田がスライディングキャッチ。「本当に野手に助けられた」(望月)。8回にもショート岡田が好守を見せるなど、バックが望月を盛り立て同点を許さなかった。

 9回もマウンドに上がった望月は下位打線を3人で斬り試合終了。点差はわずか1点だったが、点差以上の安心感を与えるようなエースの風格を漂わせた。

9回を1人で投げ抜いた望月

 この試合をもって春季リーグ戦の全日程が終了した。初戦を落とした上に、第2節では神戸大に6点差を覆される逆転負けを喫す苦しい船出。それでも決して下を向かず、一戦も落とせない逆境をはねのけてきた。特にリーグ終盤の対関学大、立命大との戦いぶりはチームの成長を感じさせた。

 同志社は6連勝で8勝2敗としたが、関学大も最終戦に勝利したため同率首位。昨年同様に関学大との優勝決定戦が行われることになった。「去年と全く同じシチュエーションで、去年の借りを絶対に返さないといけない」(井筒)。リーグ戦は日本一への通過点とはいえ、この先の戦いを優位に進めていくためにはなんとしてでもリーグ優勝をつかみ取りたい。昨年のリベンジ、2年ぶりの春季リーグ制覇に向け、大一番に挑む。(文責:丸山潤一郎、撮影:髙橋惇太)

今季4勝目を挙げ笑顔を見せる右・望月と左・新居
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