準硬式野球部
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【準硬式野球部】拙攻拙守が響き開幕2連敗

TEAM R H E
同志社 12
関 大

令和6年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ

 3月8日、わかさスタジアム京都で令和6年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ戦第1節対関学大2回戦が行われた。同志社は一時同点に追いつくも、6-7で敗北。開幕2連敗となり厳しい船出となった。

 昨日の1回戦では、エース望月(新スポ4)の大乱調で黒星スタート。リーグ優勝を現実的な可能性として残すには今日の勝利が必要条件だった。

 今日の先発マウンドを託されたのは谷本忠(新社2)。「とりあえず目の前の一戦を勝つ気持ちで臨んだ」(谷本忠)。しかし初回、3回と先頭打者の出塁を許すと、失点に直結。昨日同様に関大にリードを許す展開となった。
 0-2で迎えた4回にも、3連打を浴び1死満塁のピンチとするとスクイズを決められ、点差は3点に。もう後がない状況だったが、1番藤澤(関大)の当たりをレフト大和田(新商4)が好捕し、最少失点で乗り切った。しかし5回にも追加点を許すと、谷本はここで降板。「クイックモーションの遅いところが隙をつかれた」(谷本忠)と許した盗塁数は5個に上り、主将中谷(新経4)も「簡単に無死二塁が確定してしまっている」と苦言を呈した。

5回4失点の谷本忠

 昨日は9安打を放ちながらも2得点に終わった打線は、今日も中盤まで得点できない状況が続く。しかし5回に1点を返し、1-4で迎えた6回だった。3番中澤(新経4)、4番池谷(新心理3)の連打を機に、1死満塁の好機をつくると、7番大和田が右適時打を放ち、二者が生還。1点差となり続く佐藤(新スポ3)が打席に入る。「とにかくストライクゾーンにきたら振りに行こうと思っていた」(佐藤)と外角のスライダーを捉えた当たりは、外野の頭を越える同点打に。試合を振り出しに戻す一打に同志社ベンチ、スタンドは大いに湧き立った。

塁上でガッツポーズを見せる佐藤

 6回からマウンドに上がった景山(新生命3)だったが、制球が定まらず無死一、二塁のピンチを招き、ここで中川(新スポ4)にスイッチ。なんとか火消しを試みるものの、9番永村(関大)の打球はレフト大和田の前で大きくイレギュラーバウンドし、ボールはレフト後方へ転々としていった。この間に一塁走者も本塁に生還し、再び勝ち越しを許す。この後さらに1点を許し、点差は再び3点差となった。

ベンチ前で笑顔を見せる(左から)中曽、中谷

 このまま負けるわけにはいかない同志社。すぐさま7回に池谷の三適時安打、代打矢野(新生命4)の遊ゴロで2点を返し、1点差まで迫るも反撃はここまで。7回途中からマウンドに上がった中曽(新理工3)が「やってやるぞという気持ちだった」と圧巻の好救援を見せるも、最後は1点が遠く6-7で接戦を落とした。

試合後、険しい表情を見せる(左から)岡田(新スポ4)、篠原(新商4)、中谷

 「しょうもない野球をしている」(中谷)。同志社は関大を上回る12安打を放つも、2度の走塁死と3個の失策で流れに乗り切ることができなかった。2020年秋以来の対関大戦2敗となったが、リーグ戦はまだ始まったばかり。「自分たちの野球は泥臭くやっていくこと」(中谷)。来週に控える大一番、対関学大戦に向けて1週間で切り替えろ。(文責:髙橋惇太・撮影:浅川明日香、伊藤愛梨)

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