
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
京産大 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 2 |
同志社 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | x | 5 | 8 | 3 |
第77回関西地区大学準硬式野球選手権大会
5月14日、くら寿司スタジアム堺(大阪府)で第77回関西地区大学準硬式野球選手権大会決勝戦が行われた。同志社は京産大と対戦し、5-2で勝利。7年ぶりの関西優勝を果たした。
試合は、初回から同志社ペースだった。先頭打者の植田(スポ3)が右安打を放ち流れをつくる。ここで相手先発の失策が重なり、幸先よく先制に成功。2回には犠飛でさらに1点を追加し、着実に点数を積み重ねた。
大一番のマウンドを任されたのは宮口(スポ2)。立ち上がりからテンポよく投球を続け、相手打線に的を絞らせない。しかし3回、先頭打者に二塁打を許すと制球を乱し四球で走者をためてしまう。内野安打と失策が重なり、2点を失うと同点に追いつかれた。

それでも宮口は冷静さを失わず、勝ち越しは許さない。直後の攻撃では中本(商2)と佐藤涼(スポ4)の連打で好機を演出。続く寿時(社2)が死球で出塁し、無死満塁に。遠藤(心理2)の犠飛で三塁走者が生還。再びリードを奪い、流れを引き戻した。

同志社打線はその後も好調を維持。6回には、植田がレフト方向に大きな当たりを放ち追加点。鈴木がスクイズを決め、だめ押しの5点目を奪った。
宮口は6回まで粘投を続け、試合を掌握。7回には荒木(スポ2)、そして終盤は杉浦(理工4)がマウンドを引き継ぎ、京産大に反撃の隙を与えなかった。3投手で計7奪三振、与四死球はわずか2。打線の奮起はもちろんのこと、投手陣の安定感が際立った。
「1個壁を壊すことができた」(佐藤涼)と勝利を噛み締める。強敵を撃ち破り、つかみ取った関西優勝の座。先に見据えるのは8月に行われる全国大会だ。悲願の日本一へ。万全の体制を整え、戦いに挑め。

(文責:金井莉子、撮影:矢部彩香)
※ホームページの不具合により、投稿を見合わせておりました。謹んでお詫び申し上げます。