射撃部
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【射撃部】学連新記録達成し多種目で王者に君臨

2024年度関西学生スポーツ射撃選手権春季大会

 5月4日から5月6日にかけ、能勢町ライフル射撃場(大阪府)で2024年度関西学生スポーツ射撃選手権春季大会が行われた。団体個人ともに多くの競技種目で輝かしい成績を収め、圧倒的実力を見せつけた。

 「総合団体優勝、団体個人上位を独占したい」(岡部)。初日は予選が行われ、各種目において同志社が真価を示す。10mエアライフル男女立射60発競技では村田(スポ2)、野村(スポ2)、平野(商4)、山内(理工3)の4名が600点以上をマークし幸先の良いスタートをきる。エアピストル競技やビームピストル競技でも吉村(スポ4)、原田(文情3)、馬渕(心理2)が高得点を記録しFINALへの切符を獲得した。

 2日目は予選のほかに50mライフル三姿勢競技FINAL女子の部が行われ、平野、村田、野村が出場。序盤から好調な滑り出しを見せた平野は暫定1位をキープするも、最後の1発を控えた時点で2位との差を1.9点に詰められる。会場が緊張に包まれる中最後の弾が放たれ、0.3点差で平野が王者に君臨。他の2人も健闘し2位に村田、7位に野村が入賞した。

1位を獲得した平野

 最終日のFINALは10mデジタルピストル競技から幕を開けた。岡部(スポ4)、吉村、武市(スポ2)、内田(スポ1)、東(スポ1)が出場。FINALでは2つのシリーズにおいて5発ずつ撃ち、その後14発のシングルショットで順位が確定していく。武市が第2シリーズで最高得点をマークし1位に上り詰め、2位に吉村、3位に内田が控えていた。シングルショットでは21発目に吉村と内田の順位が入れ替わり、結果は武市が見事優勝。2位に内田、3位に吉村、6位に東、7位に岡部となった。

(左から)内田、吉村、武市、岡部、東

 続いて行われた10mエアライフル競技FINAL女子の部では平野、野村、村田の3名が出場。「自分ができるベストを出し普段の練習から試合を意識してお互いに高め合ってきた」(村田)。エアピストルFINALと同様の方式で順位が決定するが、3位が決まる20発目で、それまで接戦だった平野と田邉(立命大)が同点をマークし会場に衝撃が走った。射場は一時2人だけのものになり、追加の1発で順位が決まることとなった。緊張感に包まれる中放った平野の懇親の一発は見事3位入賞を果たした。シングルショットでは村田が18発目と25発目に抜群の実力を見せ、満点の10.9点を記録し王者に君臨。野村が2位、平野が3位に続き表彰台を独占した。

(左から)村田、野村、平野

 10mビームピストルデジタル男子立射60発競技FINALには吉村と原田が出場。最終日の疲れを一切見せることなく吉村が2位と5.7点差をつけ1位に、続く原田が7位にランクインした。女子の部では村田がエアライフルに続き二冠を達成。「一発一発自分が後悔しない射撃を心掛けた」(村田)。続く岡部もベストショットを連発し3位の座についた。

 数々の種目で優勝を果たしただけでなく、女子総合団体、女子エアライフル団体、男子エアピストル団体、男女伏射伏射60発競技では学連新記録を更新。「選抜でも女子総合団体を目指していきたい」(岡部)。強豪校として群を抜いた実力を誇る彼女たちの活躍に今後も目が離せない。(川口桃佳)

試合後笑顔を浮かべる選手たち
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