ソフトボール部(女子)
HEADLINE

【ソフトボール部女子】インカレ2回戦は中京大に屈す 和田組終幕

8月26日、安城市総合運動公園野球場A球場で第58回全国大学女子ソフトボール選手権大会2日目が行われた。インカレ2回戦の相手は中京大。強敵相手に奮闘するも、2―6で敗北を喫し、和田組の挑戦は幕を閉じた。

早朝にもかかわらず、グラウンドには強い日差しが照り付ける。厳しい暑さが予想される中、観客席に詰めかけたのは多くのOGや関係者の姿。大勢の観衆が熱い声援を送りながら試合開始を待っていた。

同志社の先発は櫻田(スポ2)。立ち上がりからランナーを背負うも、要所を抑えるピッチングで上々の立ち上がりを見せた。しかし3回、先頭打者に外野安打を放たれると、後続に右中間を破る適時二塁打を浴び、2点を献上。入口(スポ2)が救援に入ったが、中京打線の勢いは止まらなかった。本塁打を浴びるなどし、さらに4失点。打者一巡の猛攻で一挙6点を奪われた。

適時打を放った江濱(スポ1)

投手陣を援護したい打線は4回、2死満塁の場面から江濱による左適時打で1点を取り返す。続く5回にも中安打で出塁した高浜(スポ4)に日紫喜(商2)が続くと、鈴木(社3)の犠飛で追加点を獲得し、4点差に迫った。

歓喜する選手たち

主将の和田

4回表からは主将の和田がリリーフ。この回を幸先良く三者凡退に打ち取ると、4イニングを無失点に抑える好投を披露。しかし、やはり中京大の壁は高かった。相手投手の勢いある球に押され追加点を奪えず、点差を縮めることができない。相手の勢いに屈さず、最後まで得点のチャンスを狙い続けた同志社だったが、2―6で無念の敗北。2回戦敗退となった。

先代から受け継いだ信念を胸に、頂点だけを目指して走り続けてきた1年間。日本一への夢はここで潰えてしまった。手が届かなかった全国一の目標。しかし、最後まで多くの人を惹きつけ、『愛されるチーム』であり続けた。

笑顔を見せる和田組

和田組のソフトボールに対する熱い姿勢は、見る者をいつも魅了した。笑顔でひたむきに、勝利に向かって全力投球。逆境のなかでも、試合が終わるその瞬間まで笑顔を貫き、決して諦めることは無かった。「チームが一つになって戦えたことを実感できた試合だった」(眞嶋)。「このチームの真ん中で投げることが出来て幸せだった」(和田)。『全員総力で、愛されるチーム』を体現した和田組。夢は次世代へ託し、笑顔でグラウンドを去った。(文責・城山歩美)

ページ上部へ