第58回全日本大学男子選手権2回戦

　9月10日、富山県岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場で第58回全日本大学男子選手権2回戦対中京大戦が行われた。同志社は1ー4で敗北し、インカレベスト16で桒田組の挑戦が終わった。
　4年生にとって最後の大会となるインカレ。仲間たちと共にするソフトボールは泣いて笑っても今大会が最後となる。強い信念をもって今日の1戦に臨んだ。
　2戦目の相手である中京大は3年連続で負けている因縁の相手だったため、チーム一丸となって試合に挑んだ。「やっぱり強いです。しっかりとチャンス点を取ってくる印象です」(桒田)。

　初回は1戦目に続き、高橋の力強いピッチングで3者凡退の立ち上がりを見せる。2回も満塁のピンチを招いたが、落ち着いた投球で無失点に抑えた。「いい立ち上がりを見せられたと思います」(高橋)。しかし、3回に三者連続のフォアボールで満塁のピンチを作る。その後も制球が定まらず連打で3点先制を許した。

　一方、同志社の攻撃では2回に神尾が安打を放つも得点にはつながらず、3回、4回も反撃の糸口をつかむことができなかった。迎えた5回では一死から高橋が三塁打を放つ。続く7番山本(商2)の打席で中京大のバッテリーミスにより、ようやく1点を返した。しかし6回にも桒田がヒットで塁に出るも、ランナーを進めることができず点差を縮められない。
　4回以降は高橋が調子を立て直し、スコアボードに0を並べていく。しかし7回に同志社の失策が絡み、追加点を許してしまう。
　最終回で、なんとか出塁した同志社だったが、相手投手の好球により3者凡退で抑えられ反撃できず、そのまま試合終了。1ー4で同志社が敗北となり、桒田組終幕となった。
　「メンバーだけじゃなく、ベンチの人も全員総力で勝ちたいなと思います」(近藤)。9月末に始まるリーグ戦に向けて、新体制でさらなる挑戦に挑む。(文責:小野里律子、撮影:栗林真菜・中務桜々子)

　

○インタビュー

――インカレに向けてどんな気持ちで臨みましたか
桒田「僕たちの目標がインカレベスト8ということで、まず初戦は勝って次の日に繋げようと思った中で、全員が今までやってきたことを本番でも力を発揮してやってくれたと思います。2戦目に関してもストライクゾーンのボールを打って、ボールを見逃そうっていうことを言っててそれがある程度できたのかなっていう、結果には繋がらなかったですけど、今までやってきたことが出てしっかり打てたという形です。僕個人としても小学校からソフトボールを16年間やってきて、その集大成としてこのインカレは臨みました。」

神尾「最後だったんで、1試合でも多くこのみんなやれたらいいなと思って。 勝てば２試合ってことだったんですけど、1試合目に勝たないと次はないんで、もう1試合目で壊れてもいいと思って全力で頑張ろうと思いました。」

牧「10年間ソフトボールをやってきたので、その集大成として臨みました。 高校の時はインターハイ優勝経験があってそこで満足した自分もいたけど、やっぱ大学って新しい環境で、また目標に向かってやってきたので、その集大成として臨みました。」

津郷「試合に出る機会がたくさんあるわけではなかったので、いつでも行けるという、自分の中で気持ちはしっかり準備してベンチにいました。」

　

ーー後輩に向けてメッセージ
桒田「すごいいいピッチャーがいるし、守備でも(4年生の)2人が抜けるだけだから、強いチームになれると思います。僕たちができなかったインカレベスト８、さらには優勝とかさらに上を目指して頑張ってほしいと思います。」

神尾「ひと学年が多くない部活なんで、下級生から出てるっていうこともあるので、他の大学に比べて経験値はあるのかなと思うので、その辺に期待して秋リーグ見ていきたいなって応援していきたいなって思います。」

牧「人はいいチームだと思っているので、 (近藤)寿哉(理工3)を筆頭に、また圓座(商3)を筆頭にみんなで頑張って優勝を目指して頑張ってください。」

津郷「みんな言う通り強い学年になると思うので、すごいピッチャーが3人もいて、僕も最初はピッチャーをやっていてその頃に下から入ってきて、僕もやめようと思うぐらいすごいいいピッチャーやったんで、これからの成長に期待してます。バッティングもみんなポテンシャルを持ってて、速い球でもしっかりインパクトして打ってくれる子が多いので、インカレベスト８とか言わずに優勝できるぐらいのチームになってほしいと思います。」

　

スタメン
1 桒田(中)
2 上野(捕)
3 圓座(左
4 近藤(一)
5 神尾(DP)
6 高橋(投)
7 山本(右)
8 藤井(三)
9 牧雄(遊)
FP 牧大(二)

バッテリー

高橋、鶴田、山本ー上野