第56回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦(男子)
9月28日、神戸学院大学第5グラウンド(兵庫県)で第56回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦対京大戦と関大戦が行われた。同志社は打線がつながり、京大戦で7-0、関大戦で8-2と快勝し、開幕2連勝を収めた。
今月のインカレで準優勝を果たしたソフトボール部男子。4年生が引退し、今リーグから新体制が始動した。主将の牧(商3)は「楽しみな気持ちと不安な気持ち」と初戦に対して心境を語った。
初戦の京大戦では、初回から同志社が流れを掴む。2者連続の四球と安打により、無死満塁のチャンスをつくり、打席には石田(理工3)。「三振すると思って振ったらボールに当たり、粘り強く運ぶことができた」と、センターへの適時二塁打により2点を先制する。さらに上野の犠飛と暴投の間に追加点を挙げた。
先発を務めたのはエース高橋。「無失点で抑えようと思った」(高橋)。1回2回を三者凡退に切って取る投球を披露し、京大打線を圧倒させた。
さらに攻撃では3回、初回に適時打を放った4番石田が公式戦初となる本塁打を放つ。「(牧)大雅くんの『1本!』という声でやる気を出して、振り抜くことができた」(石田)。4回にも西(商1)の適時打により点差を8点に広げた。
3回からは山本がマウンドに上った。4回に初安打を許すも、キレのある投球で3回を無失点に抑える。ここで点差による試合規定により試合終了。「初回に点を取れて、打つべき人が打つという形を取ることができてよかった」(牧)。8-0で初戦大勝を収めた。
2戦目は昨年の秋季リーグ戦で敗北を喫していた関大。リベンジを果たすべく今試合に臨んだ。
先発した高橋は、序盤になかなかストライクを取ってもらうことができず、投球に苦しむ。しかしピンチでも自分のピッチングを貫き通し、4回まで相手に得点を許さなかった。
一方の打線は、2回に上野(スポ2)が安打と盗塁でチャンスをつくると、辻の俊足を生かしたランニングホームランにより先制に成功。その後も打線は快音が鳴りやまず、5回まで毎回得点を決めた。
高橋は5回に初めて失点するも、6回まで投げ切り試合をつくった。ここで時間による試合規定により試合終了。8-2で開幕2連勝を飾った。
リーグ戦全勝優勝に向けて好発進を切った牧組。「次の相手もかなり強いので、どんな状況でも勝てるように、関西で1番強いチームということを示せるような試合をしたい」(牧)。インカレ準優勝の肩書を追い風に、白星を積み重ねろ。(栗林真菜)
スタメン
1 藤井(三)
2 西(左)
3 高橋(投)
4 石田(DP)
5 山本(右)
6 上野(捕)
7 大西(一)
8 辻(遊)
9 牧(ニ)
FP 高井(中)