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【ソフトテニス部】昨年の結果超えれず悔しさ滲ませた3位

令和6年 西日本大学対抗ソフトテニス選手権大会 

  7月9日、令和6年 西日本大学対抗ソフトテニス選手権大会が行われた。猛暑かつ、ときおり強風が吹く中での試合となった今大会。男女ともに3位という好成績を収めた。

ガッツポーズをする堀(経1)

 女子部は昨年2位という結果を残し、第2シードとして今大会に挑んだ。同志社の初戦の相手は星城大。一番手として白鳥(スポ3)・吉根(経1)ペアが先陣を切る。第1ゲーム、吉根のボレーで先取点を取り流れをつかむと、白鳥の強打が炸裂。4-2でこのゲームを奪取すると、その後も圧巻のゲームメイクで相手を寄せ付けない。G(ゲームカウント)4-0でストレート勝ちを収めた。2番手としてコートに立ったのは馬渕(スポ2)・高岡(経4)ペア。第1ゲームは高岡の好レシーブもあり3-1と優位な展開となる。しかし、相手に連続ボレーを決められデュースに持ち込まれた。ここから高岡のバックボレーとスマッシュで2連続得点。このゲームを奪うことに成功した。第3ゲームこそレシーブに苦戦しゲームを奪われたが、その後のゲームは安定した戦いを見せる。アウトを誘うなど幅広い戦術で相手を圧倒し、G4-1で勝利。2本を取り、3回戦へ。3回戦の対甲南女子大戦では白鳥・吉根ペアがファイナルゲームに突入する激闘を制し、1本を先取。馬渕・高岡ペアは快勝を収めたため4回戦へと駒を進めた。

ボールを打ち返す高岡

4回戦は強豪四国大と対戦した。相手の大きい応援に圧倒され、終始ペースは四国大。一番手の岸浦(商3)・堀が0-4のストレートで敗れ後がない状況に立たされる。苦しい試合展開の中、白鳥・吉根ペア、馬渕・高岡ペアが奮闘。両ペアともG4-2で勝ち切り、準決勝に進んだ。ゲーム毎の内容はデュースもあり濃いものに。勝利が決定した瞬間、安堵(あんど)と喜びからか、白鳥の目からは涙がこぼれた。

レシーブする白鳥

 昨年の結果(2位)を超えるため、破らなくてはならないベスト4の壁。準決勝の相手は同じ1部リーグで強さを見せる神戸親和女子大だ。一番手、岸浦・堀ペアが2ゲームを奪い善戦するも、G2-4で敗北を喫する。2番手の馬渕・高岡ペアも相手のサーブやスマッシュに苦しみ1ゲームを奪うのが精一杯。2本を取られ、試合終了し、悔しい3位となった。

ボールを打ち返し前に走る長根(スポ2)

 男子部では女子部と同じく第2シードからの出場。初戦には三重大との対決となった。雑賀(スポ4)・林(社4)が出場すると、ストレートで相手を圧倒。流れをものにし、次に出場した清水(商1)・大原(経4)ペア、沼尾(分情4)・長根ペアも同じく4ー0で相手に反撃の隙を与えなかった。好スタートを切り、順調に勝ち進んだ同志社は準決勝の舞台に駒を進めた。

ボールを見つめる清水

 準決勝の相手は関西大会でも対決した関西外大。試合は2面展開で行われ、初めに大原・清水ペア、長根・沼尾ペアがコートに入った。大原・清水ペアは、1セット目に相手に主導権を奪われると、そのまま2セットを献上。迎えた3セット目、反撃を試みるべく闘志を燃やす。3-3でデュースに持ち込まれると、両者譲らぬ戦いが繰り広げられた。9回のデュースを続け粘りを見せるも相手のコースを狙ったレシーブが連続で得点。3セットも奪われ窮地に追い込まれた。続く4セット目、1セットでも取りたいところで隙をつくレシーブが得点につながり初のセットを獲得。このまま反撃となると思われたが、最終セットを奪われG1−4で敗北を喫した。

ストロークを打つ林

隣のコートでは長根・沼尾ペアが優位な戦いを繰り広げた。1セット目をデュースで奪うと、G3ー1でマッチポイントを迎える。相手の粘りの反撃をもろともせず4ー1で勝利を上げた。この時点で関西外大との勝敗は1ー1となり、勝負の行方は第3戦目の林・雑賀ペアに託された。試合開始直後から、相手に主導権を握られ連続で得点を奪われる。反撃の糸口を見つけるも、試合はG1ー3まで進み、追い込まれる展開となった。意地の攻防戦を繰り広げるも、相手の圧倒されG1ー4で敗北。昨年同様、3位という結果に終わった。

喜びを表す雑賀

「相手の勢いと流れに持って行かれたと感じたとともに、同志社大としてのスタイルが確立されていない」(林)。春の関西リーグ戦で一度勝利を上げた関西外大に敗北し悔しさを滲ませた。次なる舞台は全国インカレ。ベスト4入りを目標に掲げ、今回浮き彫りとなった問題の改善をしチーム全体の底上げを図る。【文責、撮影・矢部彩香、白川愛梨】

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