卓球部(女子)
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【卓球部女子】三浦組、関西準優勝で終幕

 9月6日〜7日に、ベイコム総合体育館(兵庫県)で令和5年度関西学生卓球秋季リーグ戦が行われた。神戸松蔭女大との天王山で敗北を喫すも、最終日に行われた対立命大戦を6-1で制し、関西準優勝で三浦組は終幕した。

  前半戦を全勝で終えた三浦組は、大会5日目に今リーグ最大の山場である神戸松蔭女大との戦いに臨んだ。勝った方がリーグ優勝をつかむという大一番を目前に、「今までのリーグ戦では3回連続勝っていた相手だが、レベルが高いチームであるため向かっていく気持ちで戦おう」(三浦・商4)と意気込み勝負の一戦に立ち向かう。

応援する部員たち

  1番手を任せられた松島(社4) は相手のエースに果敢に立ち向かい、全ゲーム接戦に持ち込むが惜しくも敗北。続く原田(商3)は今リーグ戦ここまで2敗と思うように結果を残せていなかったが、「向かっていこうという気持ちを持ちつつ、落ち着いて試合を進められた」と、フルゲームの熱戦で見事勝利を飾り1-1の五分に戻した。3番手の本井(スポ3)はゲームカウント0-2から一気に巻き返しファイナルゲームまで持ち込むも一歩及ばず惜敗する。これ以上相手に離されてはいけない場面で登場した本井・吉井(商1)ペア。第1ゲームは相手に1点しか譲らず、試合を有利に進められると思ったのも束の間。その後は3ゲーム連続で落とし、試合は1-3と神戸松蔭女大がリーグ優勝に王手をかける。

狙いを定める原田

 ひとつも落とせない展開で試合を迎えた三浦であったが、「自分が必ず勝たなければならないと思っていたが、それが逆に空回りしてしまって思うようなプレーができなかった」と1年生を相手に敗北し、ここでリーグ戦4連覇の夢は途絶えた。試合には負けたとはいえ3季連続優勝の意地を見せるべく、その後の吉井、竹村(商2)が健闘するも、両者共に接戦を落とし、優勝を争うライバルとの一戦は1-6と同志社の惨敗で幕を閉じた。

 最終日は、立命大との準優勝を懸けた一戦が行われた。「最後は勝って終わりたいから全員で勝ちに行こう」(三浦)。強い気持ちを持ち、一致団結して強敵に挑んだ。

返球する本井

 先陣を切ったのは主将の三浦。圧巻のストレート勝ちで先制点を挙げ、続く2番手の本井へたすきを繋いだ。本井は、第1ゲームから攻めの姿勢を見せ、高速ドライブで相手を撃破。その後、3ゲーム目を奪われるも、ラリーを制し3-1で勝利をつかんだ。3番手の竹村は、強豪選手との戦いに「今まで対戦して勝てたことがない相手だから何としてでも勝ちたい」と意気込み、第1ゲームを11-8で奪う。しかし、相手の猛追を許し1-3で敗北を喫した。続くダブルスでは、激戦が繰り広げられるも、本井・吉井ペアは細かくコミュニケーションを図り、息のあったプレーを見せる。4ゲーム目、シーソーゲームの末、先にマッチポイントに到達した同志社が勢いそのまま11-9で勝利。ゲームカウント3-1で快勝し、準優勝へと王手をかけた。

 続く原田も、4ゲーム目のデュースをものにし、3-1で勝利を挙げる。6番手の吉井は、カットマン相手に粘りのプレーを見せるも、長いラリー戦を制した相手に軍配が上がった。7番手の松島は3-0のストレートで圧勝。立命大に5-2で勝利し、関西準優勝となった。

賞状を手にする部員たち

 リーグ戦4連覇を目指してきた三浦組。最後の戦いで優勝を飾ることはできなかったものの準優勝で終幕した。「リーグ連覇という目標は、今回達成できなかったので達成できるように頑張ってほしい」(三浦)。先輩たちの思いを引き継ぎ、次世代が春に王者奪還を果たす。(伊藤愛梨、西村早智)

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