2024年度関西学生大学対抗テニスリーグ戦

　9月13日、江坂テニスセンター（大阪府）にて2024年度関西大学対抗テニスリーグ戦が行われた。4戦目となる相手は甲南大。敗北すれば入れ替え戦となるため、回避すべく果敢に挑んだ。

　ダブルスには山崎（商4）・渡邉（法4）ペア、大矢（GR3）・岩井（商2）ペア、宮地（心理3）・鈴木（法3）ペアが出場。安定感あるダブルスを見せつけた。

　第1ダブルスに出場した山崎・渡邉ペア。相手ペアとは春の大会で一度対戦し勝利しているため絶対に負けられない。1セット目は緊張の中体が硬直し、接戦が続く。途中4‐5でリードする場面も見られたが、何とか持ち直し7‐5で１セット目を獲得した。２セット目は緊張が解け、二人のチームワークが発揮される。終始相手を圧倒し、1ゲームも許すことなく6‐0で試合を終えた。「セカンド入りは意識して入ったので、1ゲームでブレイクすることができてよかった」（山崎）。

　第２ダブルスには大矢・岩井ペアが出場。1セット目は終始リードを許すことなく着々と点を取り進めていく。6‐4で終え、2セット目へ。最初の１ゲーム目を獲得し、好調な滑り出しを見せたいところだったが、立場が逆転。1‐4まで差をつけられ、不穏な空気が漂う。しかしここから底力を発揮。6‐5まで立て直しに成功し、6‐6でタイブレークにもつれ込んだ。10点獲得したほうが勝利となるため、一点一点が大きな存在となる。一秒も集中力を切らすことなく、10点を奪取。激闘を制し、ダブルスの二本目を獲得した

　シングルスには渡邉、大矢、三和（心理3）、福森、丸井、山崎が出場。同志社の圧倒的な強さが光った。

　特に観客の目を引いたのは第1ダブルスで戦った主将の渡邉。1ゲームから正確で強力なストロークで相手を翻弄（ほんろう）。一度も相手にペースを渡すことなく6‐1、6‐3で圧勝した。その後のシングルスも着々と勝利を収め、三和が一つ敗北を許したもの5‐1で試合終了。シングルスでも相手を圧倒させた。

　7－2という大勝で終え、2勝2敗で進んでいる男子テニス部。次は最終戦となり、大体大との戦いが待ち受けている。「勝ち越して終わりたい」（山崎）と強く意気込み次なる戦いへ準備を進める。（文責・早川京、撮影・髙橋舞衣）