9月4日、江坂テニスセンター(大阪府)にて2022年度関西大学対抗テニスリーグ戦女子2日目が行われた。同志社は園田学園女大との対戦。初日全敗の悔しさを胸に試合に挑んだ。
初めにコートに立ったのは、小池(スポ4)・渡辺(スポ3)ペア。快調な立ち上がりを見せ、ファーストセットから連続でポイントを重ねていく。小池のコートに響く雄叫びと共に、あっという間にファーストセットを先取した。続くセカンドセット。このまま同志社が取るかと思われたが、ここで相手チームの反撃が始まる。「1ゲーム目を取られたのがいけなかった」(小池)。先制点を取られた同志社は必死に後を追うも、差を縮めることができない。4-6でセカンドセットを落とした。勝敗を決める最終セット。勢いよくスタートしたものの、相手の鋭いスマッシュやミスが目立ちラリーが続かない。3-6で最終セットを落とし、敗北を喫した。試合後涙を浮かべた小池。「チームとしても勝たないといけなかった試合。みんなに申し訳ない。」と悔しさをあらわにした。
続いて登場したのは、菰方(スポ2)・山口(スポ1) ペア。「絶対に勝ちたい試合」(菰方)。試合十分に試合に臨んだ。しかし、ファーストセットの流れをつかんだのは相手チーム。「焦りが出てしまった」(菰方)。なんとか終盤で1ゲームを取ったものの、1-6でファーストセットを落とした。続くセカンドセット。強気のサービスやストロークで反撃をはかるも、相手の固い守りにポイントを阻止される。相手優位の試合展開を変えることができず0-6でセカンドセットを落とし、無念の敗北が決まった。
続くシングルスでは、菰方、上田(GR1)、渡辺が登場した。
シングルスの一番手は、ダブルスでも出場していた菰方。ひたすらラリーが続く、体力的にも苦しい試合展開が続く。気力を振り絞りなんとかポイントを稼ぐが一歩届かず。4-6でファーストセットを落とした。続くセカンドセットでも、ファーストセット同様長いラリーに苦しめられる。消耗戦が続き、ダブルスで蓄積された疲労が現れ始める。なんとか粘りたいところであったが、2-5で無念の棄権。敗北を喫した。
続いて登場したのは上田。一回生のルーキーがチームを背負った。ファーストセットから相手のコースをついた攻撃に翻弄(ほんろう)される。相手のペースを崩すことができず、ファーストセットを落とした。続くセカンドセットでも流れを変えることができない。「声を出して明るくプレーしたかったが、ポイントを奪えず流れを作れなかった」(上田)。セカンドセットでもポイントを奪えず0-6。悔しさ残る結果となった。
最後に登場したのはエース渡辺。ファーストセットから相手にプレッシャーをかけるプレーを披露。ラリーが続く中で相手を前後にふる攻撃を見せるなど、会場を沸かせる。相手の反撃を振り切り、6-4でファーストセットを獲得した。続くセカンドセットはファーストセットとは一転、相手優位の試合展開に。前半につけられた差を縮めることができず、セカンドセットを落とした。勝敗を分ける最終セット。満身創痍で試合に臨んだ。両校チームメイトからの応援にも熱が入る。懸命なリターンを披露し、取っては取られのシーソーゲームが続く。約3時間にものぼる接戦を制したのは渡辺。エースが同志社にとって初めての白星を挙げた。
チームとしては1勝4敗で敗北。リーグ開幕2連敗を喫した。残る試合はあと3戦。1つでも多く白星を挙げ、一部残留を目指せ。【萩岡真生】
【試合結果】
女子ダブルス
●菰方(スポ2)・山口(スポ1) 1 0
○宮崎・桜井(園田学園女大) 6 6
●小池(スポ4)・渡辺(スポ3) 6 4 3
○島田・中西(園田学園女大) 2 6 6
●上田(GR1) 0 0
○島田(園田学園大) 6 6
●菰方(スポ2) 4 2 RET
○宮崎(園田学園大) 6 5
○渡辺(スポ3) 6 4 6
●宮崎(園田学園大) 4 6 3